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公開当時酷評の『ジュラシック・パークIII』、サム・ニールが再評価 ─ 「言われているよりずっと良い映画」

サム・ニール
Photo by sean.coo https://www.flickr.com/photos/33245259@N06/4560116480/ Remixed by THE RIVER

映画『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』で『ジュラシック』シリーズ21年ぶりの復帰を果たすサム・ニールが、2001年の公開当時にストーリーへの酷評が目立った『ジュラシック・パークIII』(2001) について振り返った。「言われていることよりもずっと良い映画だ」と語り、セルフ再評価を行っている。

『ジュラシック・パークIII』は、1993年の『ジュラシック・パーク』、1997年の『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』に次ぐシリーズ第3作。サム・ニール演じるアラン・グラント博士が、行方不明となった息子を捜索する夫妻の依頼を受け、サイトBことイスラ・ソルナ島の地に足を踏み入れる物語が描かれた。

しかし、映画が封切られるや前2作ほどの興行収入を稼ぎ出すことはできず。公開年の米興収ランキングでそれぞれ1位と2位だった1作目&2作目に比べ、3作目は7位。『ジュラシック・ワールド』シリーズを含め、シリーズ最下位の興収記録となっている。

当時、成績不振の要因として挙げられていたのが、ストーリー性の欠落。作品の上映時間は94分と前2作から大幅にボリュームダウンしたが、その分批評家たちからは脚本のクオリティについて酷評の嵐。米Varietyから「脚本からは数組のDNAが失われてしまっている」と書かれれば、米Washington Postからは「恐竜たちはすごく賢いのに物語はすごく馬鹿げている」と揶揄される始末だった。

Den of Geekで21年前の記憶を辿ったサム・ニールは、「実際、僕は『ジュラシック・パークIII』でけっこう楽しめましたよ」と回顧。その一方で、ニールは「キャストのうち、1人か2人くらい満足できていない人もいたと思いますが。ビル・メイシー(ウィリアム・H・メイシー)は撮影中、あからさまに楽しくなさそうでした」とも語り、少なくとも現場ではネガティブな空気が流れていたそう。とはいえ、やはりニールにとっては良い思い出が多いようで、「僕とアレッサンドロ・ニヴォラはすごく呼吸ぴったりでしたし、ジョー・ジョンストンも素晴らしい監督でした」と前向きに語っている。

作品の出来についても、ニールは「批評家から言われていたのは知っています」と当時の向かい風を認識していたことを明かしながらも、「実際には言われていることよりもずっと良い映画だと思いますよ」と持論。「すごく良いアクション映画です」と自ら再評価した。

そのニールが『ジュラシック・パークⅢ』の欠点を挙げるとすれば、結末に関するものになるらしい。『ジュラシック・ワールド』シリーズにもメインで登場する知能が高いヴェロキラプトルの群れに囲まれたグラント博士一行は、彼らと意思疎通することでなんとか難を逃れたのだが、その直後になんともタイミング良くヘリコプターの音が響き渡るのだ。彼らは無事救助されることになったわけだが、この締めくくりについてニールは「エンディングはあまり満足のいくようなものではなかったですよね」と語っている。「それ以外は、すごく良い出来だったし、作ってる時も楽しかったです」。

『ジュラシック』シリーズ最新作『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』は、本日2022年6月10日より米公開を迎えた。ニール演じるグラント博士をはじめ、『ジュラシック・パーク』勢も合流するということで、世間の注目度は高い。気になる批評家たちからの評価については、以下の記事をご参照いただきたい。

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Source: Variety,Washington Post,Den of Geek

Writer

SAWADA
SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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