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『ジュラシック・パーク』はシリーズ最新作『ジュラシック・ワールド』続編と直接つながる ― 登場人物の関係に注目【ジュラシック祭り】

Chuck Zlotnick / Universal Pictures and Amblin Entertainment

1993年『ジュラシック・パーク』に始まった一大シリーズの最新作『ジュラシック・ワールド/フォールン・キングダム(原題:Jurassic World: Fallen Kingdom)』は、シリーズ第1作と強い繋がりをもった作品になりそうだ。タイトルこそ『ジュラシック・ワールド』だが、純粋にシリーズの第5作として観るべき作品、逆にいえば第1作を観ておいたほうが絶対に楽しめる作品になることだろう。

前作『ジュラシック・ワールド』(2015)のコリン・トレボロウ監督に代わり、本作『フォールン・キングダム』にて監督を務めるのは、『怪物はささやく』(2016)や『インポッシブル』(2012)などを手がけたスペインの俊英J.A.バヨナだ。
彼は以前、自身が監督するシリーズ最新作と第1作『ジュラシック・パーク』の関わりについてこう述べている

「僕らが作ってるのは『ジュラシック・ワールド』の続編だ。でも、より長いサーガの第5章であることも確かだよ。[中略]『ジュラシック・ワールド』と『ジュラシック・パーク』の繋がりがわかるストーリーになると思う――前作以上にね」

ILM / Universal Pictures and Amblin Entertainment
ILM / Universal Pictures and Amblin Entertainment

こうしたバヨナ監督の言葉を裏付けるかのように、のちに本作にはジェフ・ゴールドブラムがマルコム博士役として再出演することも明らかとなった。『ジュラシック・パーク』、そして第2作『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』(1997)に登場したマルコムの登場は、本作がシリーズの過去作品となんらかの繋がりを持っていることを十分に示唆するものだ。

しかし最新作『フォールン・キングダム』には、シリーズ第1作との繋がりをより強固にするキャラクターが存在するという。それがジェームズ・クロムウェル扮する新キャラクター、ベンジャミン・ロックウッドだ。トーク番組「ラリー・キング・ナウ」に出演したクロムウェルは、自身の演じる役柄をこう説明している。

ベンジャミン・ロックウッドは、リチャード・アッテンボローが演じたキャラクター(ジョン・ハモンド)のパートナーだ。僕たちは遺伝子をコピーする技術を開発した。僕(ロックウッド)は、自分たちがやったことの反動に取り組もうとしてるんだよ」

『ジュラシック・パーク』『ロスト・ワールド』に登場したジョン・ハモンドは、インジェン社の社長でありジュラシック・パーク創立のキーパーソン。映画版ではスティーブン・スピルバーグ監督が自身の姿を投影したことでも知られているが、シリーズ第5作目になってその“パートナー”が登場するとは……。
マルコム博士、そしてジョン・ハモンド社長のパートナーであるベンジャミン・ロックウッド。ジュラシック・パークを知る二人の存在はいったい何を意味するのか、そして『ジュラシック・パーク』で描かれたことは『フォールン・キングダム』でどのように活かされることになるのか?

映画『ジュラシック・ワールド/フォールン・キングダム』は2018年6月22日より全米公開予定
なお、シリーズ前作『ジュラシック・ワールド』はブルーレイ&DVDが発売中だ。

Sources: http://movieweb.com/jurassic-world-2-connection-jurassic-park/
https://www.youtube.com/watch?v=mWFpGiXOG5c
Chuck Zlotnick / Universal Pictures and Amblin Entertainment

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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