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『ジュラシック・ワールド2』は前作よりもシリアスで怖い!脚本家がストーリーのヒントを語る

映画『ジュラシック・ワールド2(原題)』は、世界中で大ヒットした前作とは大きく異なる作品になりそうだ。前回メガホンを取ったコリン・トレボロウが今回は脚本とプロデューサーに徹する一方で、スペイン出身の新鋭フアン・アントニオ・バヨナが監督に起用されている。

いわば今回は“軍師”であるトレボロウには、この続編を成功させる秘策があるようだ。先日判明した「3部作計画」はそのひとつだと思われるが、2作目・3作目の内容は未だわかっていない。しかしトレボロウは、インタビューで『ジュラシック・ワールド2』のヒントを語っている。

シリアスで怖い『ジュラシック・ワールド』

『ジュラシック・ワールド2』でメガホンを取るバヨナ監督は、『永遠の子どもたち』で長編映画デビューを飾ったことからもわかるように、ホラーの才能を強く評価されている人物だ。トレボロウは、バヨナ監督がメガホンを取ることを念頭に作品を設計したという。

「(『ジュラシック・ワールド2』は)よりサスペンスフルで怖い映画になるよ。演出的にも、脚本的にもね。(監督候補に)別の名前が挙がるよりもずっと前から、僕はバヨナに監督してほしいと思ってたんだ。だから、バヨナのスキルに合わせてすべてを構築したんだよ」

『永遠の子どもたち』 http://pennmoviegoer.com/2015/10/16/elorfanato.html
『永遠の子どもたち』
http://pennmoviegoer.com/2015/10/16/elorfanato.html

切実でリアルなストーリーへ

続編を製作するため、トレボロウは自身の生み出した「ジュラシック・ワールド」という世界観を見つめ直している。彼の言葉でいえば、それは「(原作者)マイケル・クライトンのコンセプトや物語を凌駕する」という企みでもあった。

「ジュラシック・ワールドのエンジンを再起動させる必要があったんだ。続編ではジュラシック・ワールドが存在する理由を証明しなきゃならない

トレボロウいわく、続編は「人間と動物の関係や、いかに私たちがこの星を他の生き物とシェアしているかについての映画」だという。“軍事化”や“人間と恐竜の共存”といった要素が織り込まれるストーリーについて、彼はこうも述べている。

「はるか昔の過ちはなかったことにはできない。『覆水盆に返らず』だよ」

『ジュラシック・ワールド2』を撮るバヨナ監督は、これまでホラー映画ばかりを撮ってきた人物ではない。2012年の『インポッシブル』では、スマトラ島沖地震で被災した家族の実話をリアルに描いて絶賛を受けているのだ。続編が“切実なシリアスさ”を伴う物語になりそうなのは、やはりバヨナ監督の存在が大きいのかもしれない。

『インポッシブル』。過酷な物語だが、人間と自然が美しく(恐ろしく)撮られた映画でもある。 https://ciclodrama.wordpress.com/2012/11/13/lo-imposible-una-pelicula-kleenex-de-usar-y-tirar/
『インポッシブル』。過酷な物語だが、人間と自然が美しく(恐ろしく)撮られた映画でもある。
https://ciclodrama.wordpress.com/2012/11/13/lo-imposible-una-pelicula-kleenex-de-usar-y-tirar/

映画監督ふたりのコラボレーション

映画の内容とは別に、トレボロウはバヨナ監督との共同作業がいかに稀有なものかを強調している。

「映画は競争するものになってしまった。今や、ふたりの監督が本当の意味でコラボレーションできる現場は珍しいね。でも僕らの敬愛する監督たちは、『ひとりが脚本とプロデュースを担当して、もうひとりが監督する』っていう作業をいつもやってたのさ。それがふたりにしか生み出せない結果になるんだ」

思えば『ジュラシック・パーク』を監督したスティーブン・スピルバーグも、『インディ・ジョーンズ』シリーズをジョージ・ルーカスとともに製作していた。巨匠たちと同じスタイルの作品づくりにはトレボロウも満足しているようだ。

「僕はまさに自分の仕事をしてるところで、7月からバヨナのそばで毎日働いてるんだ。彼の直感を参考にしつつ、デレク・コノリーと一緒に脚本を磨き上げていくのさ。みんなが信頼できるものにするためにね」

また続編の脚本には、前作『ジュラシック・ワールド』の反省も活かされている。たとえば前作でアニマトロニクス(ロボット)ではなくCGの恐竜が多かったことから、今回はきちんとアニマトロニクスを活かせるシーンがたくさん執筆されたようだ。バヨナ監督はストーリーについて「本当に驚かされたよ。予想できないようなエキサイティングなアイデアがたくさん詰まってるんだ」と話している。

ちなみに『ジュラシック・ワールド2』というタイトルはあくまで仮題とのこと。もっとも、正式タイトルの発表はもう少し先になりそうだが……。

source: http://jurassicoutpost.com/exclusive-colin-trevorrow-talks-jurassic-world-2-surprise-guest-j-bayona/
http://collider.com/jurassic-world-2-story-colin-trevorrow-ja-bayona/

Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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