『ジュラシック・ワールド』続編は原点回帰のホラー映画志向!現代社会を撃つテーマも【ジュラシック祭り】

映画『ジュラシック・ワールド』(2015)の続編、『ジュラシック・ワールド/フォールン・キングダム(原題:Jurassic World: Fallen Kingdom)』は、シリーズの原点『ジュラシック・パーク』(1993)にも似た“ホラー志向”の映画になるようだ。前作を監督し、本作では脚本を執筆したコリン・トレボロウが続編の方向性を語ってくれた。

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「恐竜の出るホラー/スリラー」

『ジュラシック・ワールド/フォールン・キングダム』の脚本を手がけたのは、前作に引き続きコリン・トレボロウとデレク・コノリーのコンビ。二人が約8ヶ月にわたって脚本を執筆したのち、トレボロウは撮影現場につきっきりになって、J.A.バヨナ監督との共同作業のなかで脚本に変更や修正を加えていったという。

「これまでの経験で一番良いコラボレーションだよ。J.A.バヨナは、映画監督としての種類も考え方も僕とはまるで違うんだ。でも共通するところもたくさんあるから、尊敬をもっていろんなものを用意することができた。恐竜の出るスパニッシュ・ホラー/スリラーを作ったよ。きっと僕だけではできなかったものだ」

続編『フォールン・キングダム』を手がけるJ.A.バヨナ監督は、『怪物はささやく』(2016)や『インポッシブル』(2012)などを手がけた気鋭の映画監督だ。ホラー/スリラーを得意としてきたクリエイターゆえ、その特性が全面に活かされた脚本になっているのだろう。
しかしシリーズ第1作『ジュラシック・パーク』は、20年以上の年月を経てもなお古びない恐竜の描写はもちろんのこと、ファミリー向けのパニック映画らしからぬほど恐竜が怖いことで現在でも鮮烈な印象を受ける作品だ。“恐竜の出るホラー/スリラー”という方向性は、実は原点回帰ともいうべき試みなのである。

サスペンスあり、アクションあり、現代へのメッセージあり

その一方でトレボロウ監督は、『フォールン・キングダム』には大作映画としてのエンターテインメント性をたくさん詰め込んでいること、また自身が深めたかったテーマをより描き込んだことも強調している。そしてその根底には、バヨナ監督への信頼があるようだ。

きっと(前作より)いい映画になると思うよ。より深いし、キャラクターも活きていて、しかも後半はサスペンスへと踏み込んでいく。中盤にはスゴいアクションがあるしね。[中略]『ジュラシック・ワールド』の続編は観なくていいと思ってる人に謝らなきゃね。それは間違ってることをバヨナが証明するだろうから」

「私たちの貪欲さや、人々が利益を求めるあまり落ちていくどん底についての作品なんだ。私たちはそういった多くの問題を、あらゆる方向で今も続けている。ネタバレのないように言うと、かつて『ジュラシック』シリーズが踏み込んだことのない新たなテーマがあるんだ」

原点回帰ともいうべきホラー志向、スピルバーグ作品のDNAを継承するかのようなエンターテインメント性、そして現代社会の問題を反映させたテーマ……。『ジュラシック・ワールド』の続編はどんな高みを目指し、観客にどんな風景を見せようとしているのだろうか?

映画『ジュラシック・ワールド/フォールン・キングダム』は2018年6月22日より全米公開予定
なお、シリーズ前作『ジュラシック・ワールド』はブルーレイ&DVDが発売中だ。まだまだ時間はたっぷりある、シリーズの過去作品を今のうちにきちんと観ておこう!

Source: http://collider.com/jurassic-world-2-colin-trevorrow-jeff-goldblum/
Eyecatch Image: Chuck Zlotnick / Universal Pictures and Amblin Entertainment

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