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ダンスゲーム『JUST DANCE』映画化が進行中、『ラブ・アクチュアリー』風に ─ 『ピーターラビット2』監督が明かす

Photo by JoyTek https://www.flickr.com/photos/joytek/5137251382/

2019年1月、あのダンスゲーム『Just Dance』が実写映画化されるという興味深いニュースがあった。

伝えられていたところによると、製作は『バイオハザード』シリーズや『search/サーチ』(2018)などのScreen Gems。プロデュースには、『ピーターラビット』シリーズ監督のウィル・グラックも参加するということだった。

THE RIVERは『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』(2021年6月25日公開)の取材でウィル・グラックとインタビューを行った際、この『Just Dance』について尋ねることができた。ウィルは、報道通り『Just Dance』では監督や脚本ではなく、プロデュースを行うことを認め、進捗について次のように報告してくれた(この取材を行ったのは、2021年4月1日のことだ)。

「脚本が仕上がったところで、ちょうど先週、原稿があがってきたところです。今、通読しているところで。これからリライトが入って、それからキャスティングに進みたいな、という段階です」

筆者が「『Just Dance』の映画版だなんて、どんなストーリーになるのか、全く想像がつかないのですが」と困惑していると、監督は画面の向こうで「ハッハッハ、そうでしょうね」と笑って、こんなヒントを教えてくれた。

「ビックリすると思いますよ。『ラブ・アクチュアリー』って映画がありましたよね?今作は、『ダンス・アクチュアリー』って感じです。それでピンと来るかな?ダンスがスルー・ライン(一貫したテーマ)になっているんです。」

『ラブ・アクチュアリー』といえば、複数の男女の物語が次第に繋がっていくグランドホテル方式で描かれた、2003年のロマンティック・コメディ映画だ。『ラブ・アクチュアリー』はクリスマスがテーマになっていたが、『Just Dance』ではこれをダンスに置き換えて、様々な境遇の登場人物たちの物語を描くということだろうか。

監督がこう話したのが4月1日のことだから、順調に進んでいれば、今頃はキャスティングが行われていてもおかしくないだろう。おそらく本作は、歌って踊れるキャストが中心になるはず。今後、胸踊るような続報が飛び出すことを待ちたい。

『Just Dance』シリーズは2009年に第1作が発売され、その後欧米を中心に幅広い層からの人気を獲得した。メインシリーズは年に1本のペースで新作が発表されているほか、子ども向けの『Just Dance Kids』やディズニー・チャンネル作品の楽曲を使用した『Just Dance: Disney Party』シリーズ、マイケル・ジャクソンやブラック・アイド・ピーズ、ABBAなどをフィーチャーしたスピンオフ版が幅広く展開中。全世界で1億2,000万人がプレイする超人気シリーズに成長しており、日本では任天堂がローカライズを担当した『JUST DANCE Wii』シリーズがリリースされた。

『Just Dance』も楽しみなウィル・グラックが監督を務めた『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』は2021年6月25日(金)公開。THE RIVERでは、監督とのフルインタビュー記事も公開中だ。

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Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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