『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』モノクロ版、HBO Maxで配信へ ─ 本編映像が米公開

DC映画『ジャスティス・リーグ』(2017)を、撮影中に降板したザック・スナイダー監督の初期構想に基づき再創作した『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』が2021年3月18日に世界各国でリリースされた。
しかし、“スナイダーカット”はそれだけでは終わらない。ザックがこだわったモノクロ版、『Zack Snyder’s Justice League: Justice is Gray(原題)』が米HBO Maxにて配信されることが正式発表され、本編映像が米公式Twitterにて公開された。
Zack Snyder’s Justice League: Justice is Gray coming soon to @HBOMax. #SnyderCut pic.twitter.com/tT4GGngktI
— Zack Snyder’s Justice League (@snydercut) March 21, 2021
『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』にモノクロ版が存在することは、ザック自身の口から早くに明かされていたもの。このたび公開された映像は、バットマン/ブルース・ウェイン(ベン・アフレック)とアルフレッド(ジェレミー・アイアンズ)が、スーパーマン/クラーク・ケント(ヘンリー・カヴィル)の“復活”について話し合うシーンだ。
2021年2月、ザックは米IGNにて、モノクロ版のタイトルが『Justice is Gray』であること、それこそが最も気に入っているバージョンであることを明かしていた。「カラーで観たい人がいるのは理解しているし、それは素晴らしいこと。そういう方たちにはカラーで楽しんでほしい」と述べつつ、「僕にとってはモノクロのIMAX上映こそが究極版」だというのだ。この時から、ザックはモノクロ版がHBO Maxで配信されること、いずれコロナ禍の情勢を鑑みつつIMAX版の劇場公開を実現したいことを強調していた。ちなみに、現在ザックはモノクロ版のチャリティ上映を目指しているという。
なお、現時点でHBO Maxは『Justice is Gray』の配信開始日を告知していない。『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』の国内リリースは2021年初夏となるが、モノクロ版の到着にも期待したくなるのがファン心理というもの。まずは米国配信の続報を待ちたい。