『ジャスティス・リーグ』オープニング曲、実はザック・スナイダー監督の選曲じゃなかった?
映画『ジャスティス・リーグ』は、『マン・オブ・スティール』(2013)や『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)でDC映画ユニバースの礎を築いたザック・スナイダー監督と、『アベンジャーズ』(2012)のジョス・ウェドンの共作によって生まれた作品だ。
2017年5月、ザック監督は愛娘の死を受けて本作から途中降板し、その後任者として、ジョスが本編の再撮影や仕上げ作業にあたっている。
そんな『ジャスティス・リーグ』で、“ザック・スナイダー色”を初っ端から存分に醸し出してくれるのがオープニングシーンだ。しかしこのシーンには、もしかすると思わぬ裏側があるのかもしれない……?
“Everybody Knows”、ジョス・ウェドンの選曲か
『ジャスティス・リーグ』のオープニングシーンでは、いかにもザック・スナイダーらしい手つきで街並みや人々が映し出され、そのバックにはSigrid(シグリッド)による楽曲“Everybody Knows”が流れている。これは、1988年に詩人・歌手のレナード・コーエンが発表した楽曲をカバーしたものだ。
このオープニングは、そののち全編を貫くことになる明るいトーンとは相反して、『マン・オブ・スティール』や『バットマン vs スーパーマン』に非常に近い印象を与える。それゆえザックが撮影・編集した場面が残されたのだと考えていたファンも少なくないだろうが、なんとジョス・ウェドンが自身のTwitterにてこんな言葉を投稿したのだ。
(I stuck it in JL too)
— Joss Whedon (@joss) 2017年12月4日
あくまではっきりとは明言していないものの、“Everybody Knows”の歌詞に返信する形でジョスが示唆したのは、楽曲が心に残ったということ、そしてジョス自身が“Everybody Knows”を選曲したということである。
もっとも、彼がどこまでこのシーンの製作に携わったのかはわからない。ザックによる映像にジョスが音楽を付けたのか、それともオープニングシーンはすべてジョスによる再撮影なのか……。
しかし気になるのは、もし本当にこれがジョスによる選曲だとしたら、ザックは『ジャスティス・リーグ』のオープニングをどのようなものとして構想していたのかということだ。ザック編集版を求める声は依然として根強いが、ワーナー・ブラザースが要望に応えるかどうかはわからない。
映画『ジャスティス・リーグ』は2017年11月23日より全国の映画館にて公開中。
ちなみに“Everybody Knows”は、『ジャスティス・リーグ』のサウンドトラックを手がけるWaterTower MusicのYouTube公式チャンネルで聴くことができる。
Source: http://comicbook.com/dc/2017/12/04/justice-league-joss-whedon-opening-song-everybody-knows/
©2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC AND RATPAC ENTERTAINMENT, LLC