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スティーブン・スピルバーグ、『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』撮影現場に訪問できなかった ─ レガシーキャストたちと再会果たせず

『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』
© 2021 Universal Studios and Amblin Entertainment. All Rights Reserved.

『ジュラシック・ワールド』シリーズ最新作にして完結編、『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』がついに日本上陸を果たした。クリス・プラットふんするオーウェンをはじめ、『ジュラシック・パーク』シリーズから返り咲く伝説の登場人物たちと恐竜の闘いが描かれる。どうやら、シリーズの生みの親であり、本作でも製作総指揮を務めたスティーブン・スピルバーグは、レガシーキャストたちに会うため撮影現場に訪れることはなかったという。

『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018)の最後で恐竜たちが世界中に解き放たれてから4年。まさに“ジュラシック・ワールド”と化した世界が舞台の完結編では、人類史上最大の危機を乗り越えるべく立ち上がったオーウェンやクレアたちのため、イアン・マルコム博士、エリー・サトラー博士、アラン・グラント博士も共闘するのだ。

『ジュラシック・パーク』シリーズからカムバックしたキャラクターたちをそれぞれ演じるのはもちろん、ジェフ・ゴールドブラム、ローラ・ダーン、そしてサム・ニール。まさしくレガシーキャストが勢揃いする形となった本作だが、スティーブン・スピルバーグがセットに現れることはなかったという。

その理由を語ってくれたのは、『ジュラシック・ワールド』(2015)ぶりにシリーズでメガホンをとったコリン・トレボロウ監督だ。米The Hollywood Reporterのインタビューにて、スピルバーグがセットに訪れられなかったのは、コロナ禍によるものが要因のひとつだったとしながら、「プロデューサーを務めている作品で彼は、映画監督との距離感をとても大切にしているんです」とも説明している。

「脚本段階には常に深く関わり、ポストプロダクションではカットを観ることもありました。1作目では、彼が観てみたいというクールなアイデアがありましたけど、それ以外で僕が実際に撮影しているときは、少し距離を置いていましたよ。」

「今回は、僕ですら4カ月間自分の家族に会えないという状況でしたから」と監督のトレボロウがコメントするように、そもそもエグゼクティブ・プロデューサーであるスピルバーグもまた、セットに気楽に訪れられるような状況ではなかったというわけだ。

『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』は公開中。

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Source:The Hollywood Reporter

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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