『ジュラシック・ワールド』主役コンビの報酬格差、クリス・プラットが「交渉に協力してくれた」とブライス・ダラス・ハワード

『ジュラシック・ワールド』トリロジーに主演したクリス・プラットとブライス・ダラス・ハワードの活躍ぶりに遜色はないように思われるが、残念ながら出演料には大きな差があったようだ。

第2作『ジュラシック・ワールド／炎の王国』（2018）が公開された頃、主演キャスト2人の報酬に格差があると報じられた。1,000万ドルの出演料を手にしたクリスに対し、ブライスは800万ドルだったと伝えられたのだ。この格差について、米Insiderの取材に応えたブライスが当時を振り返っている。

「そのニュースは非常に興味深かったですね。というのも、報道で伝えられたよりも私の報酬が少なかったからです。それもかなりです。『ジュラシック・ワールド』の出演交渉を始めたのは2014年で（現在とは）状況が違っていたし、私は非常に不利な立場にいました。そして、悪いことに3本分の契約を結ぶ必要がありました。契約は（3本）セットになっていたんです。」

そんな局面に立たされたブライスに手を差し伸べたのが、ほかでもない共演者のプラットだったという。

「私が言おうとしているのは、そのことについてクリスと私が話し合ったということです。何であろうが、まだ交渉していないものに関して、目立った変化を起こす機会がある時はいつでもです。文字通り、彼は私に“君たちは何もする必要はない。僕が全ての交渉をするから。ブライス、僕たちの報酬は同じになるし、そのことを心配しなくていい”と言ってくれました。そう言ってくれた彼が大好きです。心からそう思います。なぜなら私は、映画よりも、むしろそういった行動に多くを得てきたからです。」

『ジュラシック・ワールド』の劇中で、クリス演じるオーウェンは、窮地に陥った仲間を救出したり、果敢に恐竜に立ち向かっていったりと英雄的な行動を見せてきた。クリス自身もまた、カメラが回っていないところでブライスにとってヒーローだったようだ。

シリーズ3部作は『ジュラシック・ワールド／新たなる支配者』をもって完結した。しかし、プロデューサーのフランク・マーシャルは、今後について「これ以上やらないというわけではありません。一度腰をかけてみて、未来に何があるのかを考えていくつもりです」と語っている。将来的にフランチャイズが拡大し、再びクリスとブライスが戻ってくる可能性もあるかもしれない…？

映画『ジュラシック・ワールド／新たなる支配者』は公開中。

Source: Insider