『ジュラシック・ワールド/復活の大地』では突然変異恐竜が登場、着想元は『エイリアン』ゼノモーフと『スター・ウォーズ』ランコア

『ジュラシック』シリーズ最新作となる『ジュラシック・ワールド/復活の大地』では、スカーレット・ヨハンソンが演じる秘密工作の専門家ゾーラ・ベネットが、初代ジュラシック・パークの研究所がとなった島を訪れる。隊員たちは廃墟と化した研究所で恐竜たちと出会うのだが、そこには突然変異した個体も含まれるという。
公開された予告編では、歪な姿をした恐竜の影もわずかに映り込む。マハーシャラ・アリが演じるダンカン・キンケイドが、発煙筒を持っておびき寄せようとする巨大な個体だ。

コブのように大きな頭部を持っているように見えるこの個体、意外な作品からの影響がある。監督のギャレス・エドワーズが米Vanity Fairに語ったところによれば、彼はH・R・ギーガーが手がけた『エイリアン』のゼノモーフや、『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』に登場した地下牢の怪物ランコア、そしてスピルバーグの初代『ジュラシック・パーク』に登場したTレックスから着想を得ているという。「クリーチャーを作る時は、巨大な鍋を用意して、いろいろな映画や本に登場する好きなモンスターたちを投入するんです」と、エドワーズは突然変異体の恐竜を作り出した裏側を語る。
確かにこの個体、頭部はゼノモーフに、口元はランコアに似ている。エドワーズ監督自身、「クリーチャー」や「モンスター」という表現を用いて説明しているが、『復活の大地』ではこうした化物恐竜によるホラー演出もふんだんに見られることになりそう。「『ジュラシック・パーク』は、証人保護プログラムの中のホラー映画だった」と、エドワーズは振り返っている。「ほとんどの人はそんな風には考えません。みんな子どもの頃に観に行ったわけですね。でも、映画館でTレックスが襲ってくるのを観た時は、正直言ってチビるほど怖かった。映画史上、最も上手く演出されたシーンでした。だからこそ、本作を手がけるハードルはすごく高かったんです」。
『ジュラシック・ワールド/復活の大地』は2025年夏、日本公開。
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Source:Vanity Fair