【特集】『ジョン・ウィック:チャプター2』仕立て屋、武器ソムリエ!裏社会の気になるサブキャラたちに迫る

2017年7月7日。ロマンチックな七夕の日、あの伝説の殺し屋が日本に帰ってきた!
妻が死んだ、妻が遺してくれた犬も殺された……。ブチ切れた孤独な殺し屋、ジョン・ウィックがロシアン・マフィアをたった1人で壊滅状態に追い込んだ前作『ジョン・ウィック』(2014)。今回公開された『ジョン・ウィック:チャプター2』は、前作よりもさらにパワーアップ! 今回は愛犬は守ったものの、失ったものは愛する妻との思い出がつまったマイホーム。敵はイタリアン・マフィアのみならずなんと全世界の殺し屋。ジョン・ウィックの華麗なる復讐劇が再び炸裂する。
https://youtu.be/mHwJ-JVMF2g
キアヌ・リーヴスだからこそ感じられる、大人の男の悲哀と情熱。“ガン・フー”や“カー・フー”といった新感覚アクション。「鉛筆で3人を瞬時に殺した」こともあるという、ジョン・ウィックの笑っちゃうぐらいの強さ。そんな『ジョン・ウィック』の魅力は多々あるが、こんなポイントに心踊らされる!という方も多いのではないだろうか? それは(中2心がちょっぴり刺激される)ロマンあふれる“殺し屋たちの世界”、そして“モブなのに格好いいキャラクターたち”である。
キャストもさらにパワーアップした『ジョン・ウィック : チャプター2』では、イタリアン・マフィアの代表サンティーノ役には、映画やテレビで幅広く出演するイタリア人俳優リッカルド・スカマルチョ。サンティーノの聾唖の側近アレス役には、ジェンダーレスな魅力で男も女も虜にするルビー・ローズ。ジョン・ウィックと互角に張り合う殺し屋カシアン役には『スーサイド・スクワッド』にも出演したコモン……。
そんな豪華なメインキャストたちにも心惹かれるが、本作は映画を観た後、“あのシーンのあの人の良さ”を話し合うのも楽しみ方のひとつ。今回はジョン・ウィックら殺し屋たちをサポートする機関“コンチネンタル”の人々を中心に、いい味出してる!もっと気になる!そんなモブキャラたちにディープに迫ってみよう。
【注意】
この記事には、映画『ジョン・ウィック:チャプター2』の軽微なネタバレが含まれています。
殺し屋サポート機関:コンチネンタル
ニューヨーク、ローマ、ロンドン、東京などの大都市にホテルの体裁で施設を設けており、代表はニューヨーク店オーナーのウィンストン(イアン・マクシェーン)。このコンチネンタルの会員たちは2つのルールさえ守れば、武器の調達や敵の情報入手、“お仕事の掃除”など様々な便利なサービスを受けることができるのだ。
殺し屋たちをお出迎え:マネージャー
お仕事に出かける殺し屋たちを常に冷静に見守る、コンチネンタルロビーにたたずむマネージャーのシャロン。
その物腰柔らかな丁寧な姿勢は、とても裏社会で生きているとは思えない。彼もひとたび武器を携えれば、その戦闘能力を発揮するのだろうか……? そんな好奇心をかき立てられるシャロンを前作に引き続き演じるのは、アメリカ出身の俳優・ミュージシャンのランス・レディックだ。
渋すぎる案内人:地図屋
一見小さな本屋の裏には、マホガニーの香り漂う殺し屋たちのための地図屋が。この地図屋では過去から現在までの街の写真や地図が保管されており、殺し屋たちのミッションに最適なルートを提供してくれるのだ。しかもそれらの地図や情報に加え、侵入したい場所への鍵や秘密のアクセス方法なども教えてくれるというから、地図屋というよりはもはや“便利屋さん”の域である。