【特集】『ジョン・ウィック:チャプター2』仕立て屋、武器ソムリエ!裏社会の気になるサブキャラたちに迫る

“隠れイケメン”で賞
突然だが、そんな称号を(勝手に)授与したい方がいる。彼が所属するのはコンチネンタルではなく、凄腕の殺し屋キングが一代で築いたニューヨークに拠点を置く独自の組織“バワリー・キング”だ。ここの殺し屋たちは一見ホームレスを装ってニューヨーク中にネットワークを張り巡らしているのである。
まさにそんな“隠れているイケメン”、ジョンをキングのところまで案内する青年アール。ボサッとした髪に汚れた顔、それでもなお格好いい! アールを演じたのはアメリカ人俳優、トビアス・シーガル。2011年のサスペンス映画『マーサ、あるいはマーシー・メイ』や2012年の『メン・イン・ブラック3』などにこっそり出演してきた彼。『ジョン・ウィック』次回作では、アールの出番がぜひ増えることを密かに願いたいところ。
“存在感は誰にも負けてない”で賞
『ジョン・ウィック : チャプター2』予告編をみた時、「誰だコイツは」と大勢の方が同じタイミングで思ったはずだ。確実に殺し屋界1の巨漢、インパクトの強さは誰にも負けない、“相撲取り殺し屋”である。出演場面は短いが、「いや、こんな殺し屋もいるんかい!」と私たち観客に強烈な印象を植え付けた。
相撲取り殺し屋を演じたのはヤマという人物のようだ。どうやらヤマは『ズーランダー2』にも相撲取り役で出演しているようだ。しかし相撲取りなのになぜ殺し屋になったのか、殺し屋界には体重制限などはないのか……観終わってみても彼の余韻がじわじわと押し寄せるばかりである。
https://youtu.be/afAaiq-UN2w
いかがだっただろうか、『ジョン・ウィック:チャプター2』の愛すべき、いなくてはならないモブキャラクターたち。
ファッション、インテリア、アクション、銃器、キャラクター……細部までとことん楽しませてくれるこの映画で、キアヌと共に痛快な時間を送ろう。
映画『ジョン・ウィック:チャプター2』は2017年7月7日より劇場公開中。
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