『ジュラシック・ワールド』第3作は「シリーズのすべてを祝福する」 ─ 懐かしの出演者たち、復帰の可能性は

巨匠スティーブン・スピルバーグが製作総指揮を務める、『ジュラシック・パーク』『ジュラシック・ワールド』シリーズは、通算6作目となる『ジュラシック・ワールド3(仮題)』を2021年に控えている。脚本・監督に復帰する『ジュラシック・ワールド』(2015)のコリン・トレボロウが、このたび新作のビジョンをわずかに語った。
2019年7月22日(米国時間)、米ユニバーサル・スタジオ・ハリウッドの新アトラクション「ジュラシック・ワールド:ザ・ライド」のため、トレボロウ監督とクリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワードが同テーマパークに登場。シリーズの新たな展開をも期待させるアトラクションだが、米Varietyの取材にて、監督は「一度に考えられるのは一本だけ」だと話した。
「この作品(『ジュラシック・ワールド3』)に集中しています。今までのシリーズに存在したもの、すべてを祝福する作品です。」
前作『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2017)のJ・A・バヨナ監督は、同作の執筆段階から、続編となる第3作の構想が念頭に置かれていたことを明かしていた。すなわち次回作は、前作の展開を踏まえ、シリーズの総決算として製作されるものとみられる。また、『ジュラシック・パーク』から始まった全6作品を「祝福」すると聞けば、前作に登場したイアン・マルコム博士(ジェフ・ゴールドブラム)のみならず、アラン・グラント博士(サム・ニール)、エリー・サトラー博士(ローラ・ダーン)の復帰にも期待が高まるというものだ。
もっとも現在、トレボロウ監督は、過去の出演者が登場する可能性については「何もお答えできません」と口をつぐんでいる。「あの方々とご一緒できれば、それ以上にうれしいことはないでしょうけどね」。ただし『炎の王国』の公開当時、トレボロウは「おなじみのキャラクターがどうやって新しい世界に帰ってくるのか、興味を持ち続けてもらえればと思います」と話してもいた。一連の口ぶりから想像するに、ひょっとして……?
映画『ジュラシック・ワールド3(仮題)』は2021年6月11日に米国公開予定で、撮影は2020年春に開始される。前作『ジュラシック・ワールド/炎の王国』ブルーレイ&DVDは発売中。
Source: Variety