『ジュラシック・ワールド』第3作、撮影中断が決定 ─ 新型コロナウイルスの影響、2021年6月米公開

『ジュラシック・ワールド』シリーズ最新作『ジュラシック・ワールド/ドミニオン(原題:Jurassic World: Dominion)』の撮影が、新型コロナウイルスの影響で中断されることがわかった。米Deadline、Varietyなどが報じている。
2020年3月13日(金曜日・米国時間)、米ユニバーサル・ピクチャーズは、『ジュラシック・ワールド/ドミニオン』のほか、女性ボクサーのクラレッサ・シールズを描く伝記映画『フリント・ストロング(原題:Flint Strong)』、ジャド・アパトー製作のコメディ映画(タイトル未定)の撮影あるいは撮影準備を見合わせることを決定。いずれの作品も、すでに企画が中断されているか、あるいは週末をもって中断される。
『ジュラシック・ワールド/ドミニオン』は2月25日(米国時間)に撮影が開始されたばかりだった。しかし新型コロナウイルスの感染拡大を受け、スタジオ側は、関係者全員の安全のため、撮影を延期することが最善だと判断したとのこと。声明によると、ユニバーサルは状況を注視しながら、今後数週間以内に撮影の再開時期を決定するという。
主演のクリス・プラットは、以前、本作の撮影が約100日間にわたって世界各国で実施されること、クリスも2020年7月まで撮影に断続的に参加することを明かしていた。撮影の中断で計画全体に変更が生じるものとみられるが、今後のスケジュールへの影響はまだわかっていない。なお、本作は2021年6月11日に米国公開予定と告知されている。
本作にはオーウェン役のクリス・プラット、クレア役のブライス・ダラス・ハワードのほか、『ジュラシック・パーク』(1993)からはアラン・グラント役のサム・ニール、エリー・サトラー役のローラ・ダーン、イアン・マルコム役のジェフ・ゴールドブラムが復帰。脚本・監督は『ジュラシック・ワールド』のコリン・トレボロウ、共同脚本は『パシフィック・リム:アップライジング』(2018)のエミリー・カーマイケルが務める。