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『ジュラシック・ワールド3』恐竜アニマトロニクス、ふたたび登場 ─ コリン・トレボロウ監督が開発風景を公開

『ジュラシック・ワールド/炎の王国』
TM & (c) 2017 Universal Studios & Amblin Entertainment, Inc. All Rights Reserved.

2021年公開、『ジュラシック・ワールド3(仮題)』の準備が着々と進められている。シリーズの第1作、2015年『ジュラシック・ワールド』の脚本・監督を手がけたコリン・トレボロウは、恐竜を表現するアニマトロニクスの実験に再び入っているようだ。Twitterには、わずかながらにその様子を捉えた映像が投稿されている。

「仕事(Work)」とだけ言葉が添えられた映像には、恐竜の頭部を模しているらしいアニマトロニクスが映し出されている。リモコンの操作に応じて、まぶたと目、あご、舌がそれぞれ動いているのだ。スティーヴン・スピルバーグが『ジュラシック・パーク』(1993)からこだわりをもって導入したアニマトロニクスは、CG全盛期の現在も開発と改良が重ねられている模様。次回作でも、CGとの融合によって、よりリアルで恐ろしい恐竜が描かれることになりそうだ。

2016年、トレボロウは予算の都合上『ジュラシック・ワールド』に多くのアニマトロニクスを導入できなかったことを認めたうえで、『ジュラシック~』シリーズにおけるアニマトロニクスの重要性を強調。続編『炎の王国』(2018)からは、「シリーズの全作品に共通するルールを採用します。アニマトロニクスの恐竜は、ただ立っているところや、尻尾や首を動かしている場面で最も活きる」と語っていた。「走ったり複雑な動きはできませんが、それ以上のことはアニメーションでやります。『ジュラシック・パーク』と同じルールです」。

『ジュラシック・パーク3』は2020年2月に撮影が開始される予定で、いよいよ準備も最終段階に入りつつあるとみられる。トレボロウ監督が「シリーズのすべてを祝福する作品」だと豪語する本作には、前2作を牽引してきたオーウェン役のクリス・プラット、クレア役のブライス・ダラス・ハワードに加え、オリジナルメンバーであるアラン・グラント役のサム・ニール、エリー・サトラー役のローラ・ダーン、イアン・マルコム役のジェフ・ゴールドブラムが揃って復帰。監督は『ジュラシック・パーク6』と呼んでいることも明かしていた

ちなみにトレボロウ監督は、『炎の王国』と『3』を結ぶ短編映画『ジュラシック・ワールド:バトル・アット・ビッグ・ロック(原題:Jurassic World: Battle at Big Rock)』も発表済み。もちろん同作でも、撮影には巨大なアニマトロニクスが用いられている。

映画『ジュラシック・ワールド3(仮題)』は2021年6月11日に米国公開予定。前作『ジュラシック・ワールド/炎の王国』ブルーレイ&DVDは発売中。

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Source: Colin Trevorrow, Jurassic Outpost

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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