『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』初登場の恐竜に「ジョーカー」らしさ ─ バイオシン社の詳細も、監督が予告

世界最大の恐竜フランチャイズ『ジュラシック・ワールド』シリーズの最新作『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』には、初登場の恐竜としてギガノトサウルスが姿を見せる。コリン・トレボロウ監督によれば、このギガノトサウルスにはDCコミックスの名物ヴィランとして知られるジョーカーの要素が込められているのだという。
これまでの前2作で数多の恐竜を登場させてきた『ジュラシック・ワールド』が披露するギガノトサウルスとは、その巨体で知られている大型恐竜で、全長は約13メートルにも達したとされている。ギガノトサウルスについては、最新作『新たなる支配者』で重要な役割を果たすことが判明していた。
2015年の第1作から監督復帰を果たすコリン・トレボロウは、本作で登場するギガノトサウルスに関する詳細を英Empireでシェア。その中で、「ジョーカーのような雰囲気を求めていた」と語ったのだ。「それ(ギガノトサウルス)は、世界が燃え尽きるのをただ見たいんです」。
ジョーカーといえば、2019年公開のDC映画『ジョーカー』でのホアキン・フェニックスの怪演が大きな話題となった。同作のラストでは、ジョーカーの仮面を被った暴徒たちによってカオスと化したゴッサム・シティを、ホアキン演じるジョーカーが満足げに眺める姿が戦慄を与えた。ジョーカーはゴッサム・シティのアウトサイダーにとってのアイコン的存在だが、ギガノトサウルスも同じような立場を与えられているのだろうか。
また、本作におけるギガノトサウルスの故郷として、トレボロウ監督は「バイオシン・バレー」という地名を挙げている。「バイオシン」といえば、インジェン社のライバル企業として『ジュラシック』シリーズで登場した「バイオシン・コーポレーション」が思い浮かぶ。ところで本作では、バイオシン社の遺伝学者兼スパイとして『ジュラシック・パーク』(1993)に登場したルイス・ドジスンがカムバックするという情報もある。ギガノトサウルスとの関係性が気になるところだが、トレボロウ監督はバイオシン社についてこう予告している。
「バイオシンは、世界で捕らえられた恐竜たちを受け入れる契約を各国の政府と結んでいるんです。彼らは、薬学調合における動物の価値を研究する調査機関だと言い張っているのです。でもそこでは、他にも動いていることがあって……。」
映画『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』は、2022年7月29日(金)に全国公開。
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Source: Empire