ジェフ・ゴールドブラム、『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』でアドリブ炸裂? ─ 「一発ギャグ」メモを現場に持参

『ジュラシック・ワールド』3部作の完結編となる『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』にイアン・マルコム博士役でカムバックするジェフ・ゴールドブラムが、続編に懸ける意気込みがありありとうかがえるエピソードを披露している。
このたび米Empireのインタビューに応じたゴールドブラム。いわく、自分の演技に盛り込むことができるよう、マルコム博士の代替案となるセリフを自分で書いたノートを用意したという。
「ノートがあるんです!たくさんノートがあって、その一つについてお教えしましょう。(劇中で)コンピューターか何かを直そうとしている時に、誰かが“ああ、エラー99(の警告)が点滅し始めたぞ”と言うんです。そして、マムドゥ(・アチー)のキャラクターが登場して説明する前に、すぐさま僕は“エラー99だって?バーバラ・フェルドンか?”とセリフを滑り込ませるつもりでした。バーバラ・フェルドンは、1962年ぐらいのテレビシリーズ『それ行けスマート』に登場するエージェントで、エージェント99を演じていたんです。だから僕のアイデアの多くは、映画を観ている人たちにとって全く関係がなくて興味も面白くもない、シーンに相応しくない言及なんですが、それが自分にはウケるんです。」
このゴールドブラムの発言を受け、インタビューに同席していたクレア・ディアリング役のブライス・ダラス・ハワードは、こう付け加えている。
「彼は文字通り、素晴らしい一発ギャグを書いた紙を持っていて、一日中それを消化していたんです。そのうちのいくつかは本編入りして、いくつかは採用されませんでしたが、ジェフ・ゴールドブラムのアドリブがないシーンは、シーンとは言えません。」
ゴールドブラムは、『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018)にもマルコム博士役で復帰したが、カメオ出演だったため登場はわずかだった。『新たなる支配者』ではゴールドブラム節が効いたアドリブを堪能できそうだ。
なお、3部作の完結編にはゴールドブラムの他に、『ジュラシック・パーク』シリーズのオリジナルキャストであるアラン・グラント博士のサム・ニールと、エリー・サトラー博士役のローラ・ダーンもカムバック。トリオが揃って復帰するところも大きな見どころとなっている。
『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』は、2022年7月29日に日本公開。
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Source:Empire