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「コブラ会」、マーベルのようなユニバース化の可能性 ─ 複数のアイデアがあるとダニエル役

コブラ会
Mark Hill/YouTube Originals/Sony Pictures Television

映画『ベスト・キッド』シリーズ&続編「コブラ会」(2018-)の世界は、今後さらに拡大するかもしれない。オリジナル版1作目からダニエル・ラルーソ役を演じるラルフ・マッチオが、同シリーズがマーベル作品のようなシネマティック・ユニバースとして成長する可能性を語った。

1984年に公開された映画『ベスト・キッド』は、高校生のダニエルが空手の達人ミスター宮城(パット・モリタ)から手ほどきを受け、空手選手権を目指す物語。これまでに3作の続編映画が生み出され、2010年にはリメイク映画も誕生した。

そして2018年、『ベスト・キッド』1作目でダニエルとライバル関係にあった、ジョニー・ローレンス(ウィリアム・ザブカ)を主役とする続編シリーズ「コブラ会」がYouTube Premiumにて配信スタート(2020年にNetflixへ移行)。同シリーズは予想外の大ヒットとなり、現在までに5シーズンが製作されている。

そんな長い歴史をもつ『ベスト・キッド』シリーズの将来について、米Colliderのインタビューで語ったマッチオ。マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)を例に挙げて、次のようにコメントしている。

「この作品はちょっとしたマーベル・シネマティック — 『ベスト・キッド』シネマティック・ユニバース(原語:‘Karate Kid’ cinematic universe)のようになっています。他のアイデアや別のスピンオフのアイデアがあるし、『コブラ会』シリーズの範囲を広げることもできます。シーズン6にはまだ正式に更新されてませんけどね。」

またマッチオは、『ベスト・キッド』シリーズがいかにユニークかを熱弁。「唯一無二な点は、我々には何十年にもわたりポップカルチャーの大部分を占めてきた映画と、いま爆発的にヒットしている番組があることです。当初はYouTubeでしたが、番組はこの世界に様々な角度から入り込み、当初の設定では白黒ハッキリしていたキャラクターたちのグレーゾーンに飛び込み、さらには、また若い世代をシリーズに巻き込むことができると示しました」。

マッチオが語った通り、「コブラ会」は映画版のオリジナルキャラクターたちを深掘りしつつ、ダニエルの娘サム(メアリー・マウサー)やジョニーの一番弟子ミゲル(ショロ・マリデュエニャ)など、ティーン世代の物語もしっかりと描いている。彼らを中心とした新たな作品が誕生する可能性は十分にあるだろう。

ちなみに、『ベスト・キッド』は新作映画の製作が報じられているが、「コブラ会」との関連性はないようだ。マッチオの言うシネマティック・ユニバースの拡大が実現することを願いつつ、まずは「コブラ会」シーズン6更新のニュースを待つことにしよう。

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Source:Collider

Writer

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KyokoKyoko Okajima

アメリカ留学、大手動画配信サービスの社員を経て、ライターに転身。海外ドラマが大好きで、永遠のNo.1は『ブレイキング・バッド』と『ベター・コール・ソウル』。