マイケル・ファスベンダー主演、ケネディ家の生涯描くNetflixドラマ決定 ─ アメリカ版「ザ・クラウン」になるか?

米政財界で多大な影響力を持つ名門一家、ケネディ家の生涯を描くNetflixドラマ「ケネディ(原題:Kennedy)」の制作が決定した。『スティーブ・ジョブズ』(2015)のマイケル・ファスベンダーが、家長ジョセフ・P・ケネディ役を演じるという。米Varietyが報じた。
原作は、第35代アメリカ大統領ジョン・F・ケネディの出生から大統領選出馬を決意するまでの39年間を追った、フレドリック・ロゲヴァル著の評伝『JFK:「アメリカの世紀」の新星 1917-1956』(上下巻)。2023年にドラマ化の第一報が出た際には、ケネディ家のアメリカ政界での台頭を複数シーズンにわたって描く“アメリカ版『ザ・クラウン』”になる、と伝えられていた。
このたびNetflixは、全8話構成のシーズン1を正式発注。あらすじもあわせて発表されている。
「『ケネディ』は、現代史で最も象徴的な“王朝”であるケネディ家の私生活、愛、確執、悲劇を描き出し、彼らがいかにして今日の世界を形成したかを明らかにする。1930年代から始まるシーズン1は、ジョー(ファスベンダー)&ローズ・ケネディ夫妻と9人の子供たちの驚くべき台頭を追う物語。反抗的な次男ジャックは、優秀な兄の影から逃れようと苦闘する。」
ショーランナー・製作総指揮は、ドラマ「キャッスル・ロック」(2018-2019)や「マンハッタン計画 核兵器の歴史」(2014)のサム・ショウ。『アナザーラウンド』(2020)のトマス・ヴィンターベアが第1話と第8話の監督を務め、製作総指揮にも名を連ねる。
出演者のファスベンダーは『スティーブ・ジョブズ』でアカデミー主演男優賞にノミネートされ、『X-MEN』シリーズのマグニートー役としても知られている。そのほか『プロメテウス』(2012)や『それでも夜は明ける』(2013)、『ザ・キラー』(2023)など、多様な作品で印象的な演技を見せてきた。
キャスト情報や配信時期など、さらなる詳細は続報を待ちたい。
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