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『スター・ウォーズ』ルーカスフィルム、キャスリーン・ケネディ社長が退任 ─ 後任にデイヴ・フィローニとリンウェン・ブレナン

『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』来日イベント

『スター・ウォーズ』のルーカスフィルム社長キャスリーン・ケネディが退任することがわかった。後任は「ジョージ・ルーカスの一番弟子」とも呼ばれるデイヴ・フィローニと、同社ゼネラルマネージャーのリンウェン・ブレナンの2名で、共同社長としてスタジオを率いる。ルーカスフィルムが正式発表した。

ルーカスフィルムを14年間率いたケネディはプロデューサー業に戻り、今後も映画『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』(2026年公開予定)や『スター・ウォーズ/スターファイター』(2027年公開予定)の製作に携わる。

ケネディはディズニーがルーカスフィルムを買収した2012年より社の代表を務めた。新たな三部作『フォースの覚醒』(2015)『最後のジェダイ』(2017)『スカイウォーカーの夜明け』(2019)はいずれも興行的な成功を収めた。とりわけ『フォースの覚醒』は全世界20億ドルの巨大ヒットとなり、シリーズ史上最高の成績を収めている。

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さらにケネディはユニバースの拡張にも注力し、スピンオフ映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)はファンからも高い支持を獲得。同作は、エミー賞受賞の高評価シリーズ「キャシアン・アンドー」(2022-2025)にも繋がった。

そのほか、ディズニープラスでの配信シリーズも推進した。中でも「マンダロリアン」は人気を集め、劇場映画『マンダロリアン・アンド・グローグー』が製作されるまでに成長。同シリーズを主軸に、「アソーカ」(2023-)や「ボバ・フェット」(2021-)といった作品も生み出された。

一方、ケネディの判断は時に混乱を引き起こすこともあった。映画『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018)では製作中にフィル・ロード&クリス・ミラー監督を解雇するトラブルに見舞われた。同作は批評・興行の両面で伸び悩み、シリーズ初の赤字作品となった。

さらに、『最後のジェダイ』と『スカイウォーカーの夜明け』は大きな賛否両論を起こし、『ハン・ソロ』と合わせてファンの分断を引き起こした。ドラマ「スター・ウォーズ:アコライト」もファンの間で不評となり、異例の打ち切り発表もなされた。加えて、多数のフィルムメーカーが名を連ねる新企画が相次いで告知されながら、頓挫を繰り返した点も課題として語られてきた。

ケネディはルーカスフィルムを通じ、『スター・ウォーズ』の他に『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』(2023)製作も手がけた。伝説的シリーズの復活作と銘打った同作も興収面では魅力に欠け、赤字着地の苦戦を強いられた。

新たに共同代表に就任したデイヴ・フィローニは、かつて創造主ジョージ・ルーカスの右腕的な活躍を果たし、「クローン・ウォーズ」(2008-2020)や「反乱者たち」(2014-2018)などのアニメシリーズや、「マンダロリアン」「ボバ・フェット」「アソーカ」などの製作・執筆・監督を務めるブレーン。作品世界を誰よりも深く理解する人物であり、言わばマーベル・スタジオにおけるケヴィン・ファイギ的存在となる。これまでもルーカスフィルムのチーフ・クリエイティブ・オフィサーとしてナラティブ(物語)レベルの責任者を務めていたが、このたび社長兼最高クリエイティブ責任者に昇格した形だ。

リンウェン・ブレナンはルーカスフィルムの“ビジネスとスタジオ運営”を束ねる中枢人物。近年はルーカスフィルム全体の事業戦略、フランチャイズ運営、ILMやスカイウォーカー・サウンドを含む各部門を横断して統括する立場にある。1999年よりILM社に入社した後、2009年に同社社長となった。

フィローニがクリエイティブ面を、ブレナンが事業面を支える。ケネディは今後もプロデューサーとしてルーカスフィルムとの関係を維持。それ以外の企画は独立して取り組むとされる。

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Source:StarWars.com

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者、運営代表。執筆・編集から企画制作・取材・出演まで。数多くのハリウッドスターに直接インタビューを行なっています。お問い合わせは nakataniアットriverch.jp まで。

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