『エターナルズ』バリー・コーガン、『スパイダーマン』関連作にも意欲?後輩に「一緒に出れるよ」

『イニシェリン島の精霊』(2022)でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍しているバリー・コーガン。マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)初参戦を果たした『エターナルズ』(2021)以外にも、とあるシリーズに関心があるようだ。
米Varietyのインタビューに、最新作『Bird(原題)』の共演者であるニキヤ・アダムズと登場したコーガン。今後の出演作の予定を訊かれたアダムズが、「もっと映画に出演したい」と答えると、コーガンが冗談半分に「マーベルから連絡があったって言っていなかったっけ?」と返した。
このやり取りを受け、インタビュアーが投げかけた「バリーがマーベルで席を用意してくれたら、マーベルで何を演じたいですか?」との質問に、アダムズは「スパイダーマンが大好きなんです。だから何かの役で出演したいですね」と回答。するとコーガンが、「一緒に出演できるよ」とコメント。『スパイダーマン』関連作への意欲を示した。
『エターナルズ』は続編の予定が定まっていない状況。マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギが「『エターナルズ2』の予定は当面ありません」と断言しているため、近いうちのカムバックはなさそうだ。再演の可能性があるのなら、『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』のクロスオーバー作品へのゲスト登場になりそうだ。
一方、『スパイダーマン』シリーズは現在第4作目が準備中とされ、脚本が執筆中の模様。『ヴェノム』シリーズのソニー・ピクチャーズでも独自のユニバースが展開中だ。
ちなみに、MCUとスパイダーマンのユニバースでは、キウェテル・イジョフォーが“掛け持ち”を実現させている。『ドクター・ストレンジ』(2016)でモルド役を演じたイジョフォーは、全く別の役で『ヴェノム:ザ・ラスト・ダンス』にも出演しているのだ。この前例に倣えば、『エターナルズ』のコーガンが別のキャラクターとしてソニーのスパイダーマン関連作に登場することも不可能ではない。
なお、コーガン&アダムズが共演する『Bird』は、子育てに時間を割けない父親バグと孤独で想像力豊かな12歳の娘ベイリーの関係を描く作品。『フィッシュ・タンク』(2009)『アメリカン・ハニー』(2016)のアンドレア・アーノルドが監督を務め、第49回トロント映画祭に出品中。
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Source:Variety
Text: Hollywood、中谷直登