『キック・アス』ヤバすぎるリブート企画が進行中 ─「2年後に来る」と監督

クロエ・グレース・モレッツ主演、ユーモアとバイオレンスにあふれたスーパーヒーロー映画として高く評価され、続編まで製作された人気映画シリーズ『キック・アス』。どうやらリブート版企画が存在するようだ。
『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』(2013)以降、続編が待望されており、企画の噂は浮上しては消えるを繰り返していた。しかしその噂について原作者のマーク・ミラーは、「そのような会話をしたことはありません」「計画は間違いなくありません」と完全に否定。もっともこれは続編に関する話であって、シリーズが完全に停止したという意味ではない。
この度、映画版の生みの親である監督のマシュー・ヴォーンは、『キングスマン:ファースト・エージェント』のグループ・インタビューにて「『キック・アス』のビッグ・リブートが2年後にありますよ」と予告。「ビッグ・リブート」と言葉を繰り返す監督は、「ヤバすぎる内容なので話すことはできません。ただ、準備は出来ています。2年後に権利が戻ってくるので、その後にリブートするつもりです」と続けている。詳細は監督が言うように話せないようだが、「“彼は狂ってる”と思われるような」内容になるとのことだ。
現段階では不明なことばかりだが、そもそもなぜ続編ではなく、リブート版を製作しようと考えたのだろうか。その理由について、ヴォーン監督は以下のように説明した。
「『キック・アス』はこれまでにないタイプのジャンルだったと思います。“スーパーヒーローのR指定映画は作れない。誰も観たいと思わない。あれもこれもできない”と誰もが言っていました。それで、(リブートの)アイデアを思いついたのです。それがあまりにも最高で。(オリジナルと)同じように多くの論争を招き、誰もが話題にし、(オリジナル)を好きな人は嫌いになるでしょう。」
リブートということであればストーリーが一新されることになりそうだが、これまでのシリーズのキャラクターたちの行方はいかに。「この作品に彼らが登場しないとは言ってませんし、今後も登場しないとは思っていません」とヴォーン監督。さらに「誰もが想像しているような作品にはならない」とも予告している。期待が高まるばかりだ。
Source: Collider