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『キック・アス』リブート版は3部作、すでに撮影開始済み ─ 「続編ではない」「全て繋がっている」

キック・アス/ジャスティス・フォーエバー
『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』© 2013 UNIVERSAL STUDIOS All Rights Reserved.

同名コミックを実写化した新感覚のアクションヒーロー映画『キック・アス』は、現在新作が準備中だ。シリーズ2作で監督を務めたマシュー・ヴォーンはこの度、シリーズを蘇らせる新プロジェクトについて「3部作になる」と明かし、新情報を数多く提供している。

オリジナル版は、スーパーヒーローに憧れる平凡なオタク高校生が始めた無謀な自警活動が思わぬ事態へ転がっていく様が、ハードなアクションと痛烈なブラックユーモアを交えながら描かれた。第1作『キック・アス』は2010年、続編『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』は2013年に公開され、主人公キック・アス/デイヴ・リゼウスキ役でアーロン・テイラー=ジョンソン、ヒット・ガール/ミンディ・マクレイディ役でクロエ・グレース・モレッツが主演した。

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Colliderのインタビューで、新プロジェクトがオリジナルシリーズの第3作となるのか、それともリブート版になるのか質問されたヴォーン。脚本作業は「半分終わりました」と報告し、「メチャクチャ、メタユニバースです」と回答した。

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「『キック・アス』はR指定スーパーヒーロー映画をアップグレードして生み出した作品で、(当時は)誰もそんなことはしていませんでした」と前2作のコンセプトに触れた上で、新プロジェクトについては、「続編ではありません。まったく新しい形で『キック・アス』を作る。この上なくヤバい(kick ass)ですよ」と述べている。

また、新3部作の1作目は『School Fight』、2作目は『Vram』、そして3作目が『Kick Ass』であると仮題を明かしたヴォーンは、「全作品繋がっています」とも告知。すでに『School Fight』の撮影は終了しており、現在は『Vram』が撮影中だという。これら2作は、3作目の『Kick Ass』すなわち新たな『キック・アス』につながる前日譚となると考えられそうだ。

また、第1作が公開される前に3本とも撮ってしまう計画なのかと質問されたヴォーンは、「いいえ。この映画(『Vram』)の撮影が終わったら、3部作をローンチしようと思っています。このシリーズについては慎重になっているけど、運が良ければトロント(国際映画祭)、遅くてサンダンス(映画祭)かな。まあ、今年でも来年でもいいんだけどね」と答えた。

2024年のサンダンス映画祭は現在開催中のため、監督は早くて『School Fight』を2024年8月開催のトロント映画祭、遅くて2025年1月のサンダンス映画祭の頃にリリース、もしくは出品したいと考えているようだ。

なお、『キック・アス』のリブート版が発表された2023年10月当時は、「2024年撮影開始」と報じられていたため、かなりのスピードで製作が進んでいると言えるだろう。

Source:Collider

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Hollywood

ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行。海外ドラマDIVEを運営。

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