『キック・アス』リブート企画、『キングスマン』続編&スピンオフ映画&ドラマ版進行中!マシュー・ヴォーン監督が認める

映画『キック・アス』(2010)や『キングスマン』シリーズを手がけたマシュー・ヴォーン監督が、両シリーズの次なる企画を複数準備していることを明かした。
マシュー監督の設立した製作会社Marvは、このたびMarv Studiosと名称を変更し、さらなる“攻めの姿勢”に出るという。監督みずからが英Empire誌にて明かした。

『キック・アス』リブート&単独映画『ヒットガール』
マシュー監督の出世作である『キック・アス』シリーズは、第2作『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』(2013。マシュー監督は製作のみ担当)を最後に続編が作られていない。しかし現在、Marv Studiosでは『キック・アス』のリブート企画が進められているという。リブート版に登場するキャラクターは明かされていないが、原作者のマーク・ミラーがコミックで描いているアフリカ系アメリカ人のシングルマザー、ペイシェンス・リー(Patience Lee)が登場する可能性があることは強調されている状況だ。
また『キック・アス』シリーズについては、過去の映画2作品でクロエ・グレース・モレッツが演じたミンディ・マクレイディ/ヒットガールの単独映画も企画されているという。成長したミンディを中心に据えながら、父親であるビッグ・ダディ(過去にはニコラス・ケイジが演じた)との関係性を描く内容となるそうだ。
ただしマシュー監督は「キック・アスとヒットガールをリブートする」と述べているため、ヒットガールの単独映画にクロエが再び出演する可能性は薄いとみられる。「マーク・ミラーが現在のコミックで描いている内容を手がかりにする」ということで、まったく新しい映画版になりそうだ。
『キングスマン』続編、スピンオフ企画も
一方、マシュー監督の新たな代表作となった『キングスマン』シリーズも構想は非常に活発である。2017年12月の時点で準備が進められていた『キングスマン』第3作は、コリン・ファース演じるハリーと、タロン・エガートン演じるエグジーの関係をめぐる物語の「結末」になるという。

さらにマシュー監督は、以前THE RIVERのインタビューで「キャラクターのスピンオフ映画もできれば、新しいエージェントでユニバースを続けることもできますよね」と語ってくれたように、『キングスマン』ユニバースの拡大には非常に意欲的だ。
その皮切りとなるのは、『キングスマン』第3作と連続で撮影されるというスピンオフ映画『Kingsman: The Great Game(原題)』。1900年代初頭に活躍したスパイ組織を描くストーリーになるということで、ハリーやエグジーではない、まったく新しいキャラクターに期待しよう。
また以前THE RIVERに明かしてくれた、チャニング・テイタム演じるテキーラのスピンオフは、どうやら米国のスパイ組織であるステイツマンのスピンオフ作品となった模様。こちらはジェフ・ブリッジスやハル・ベリーらも登場する豪華メンバーの一本となりそうだ。さらに現在、8時間からなるドラマ版『キングスマン(仮題)』も企画されているという。
ちなみにマシュー監督は、『キングスマン』のタロン・エガートン主演でエルトン・ジョンの半生を描くミュージカル映画『ロケットマン(邦題未定、原題:Rocketman)』のプロデュースも担当。こちらはなんと「セックス、ドラッグ、ロックンロール」ありの「R指定ミュージカル」になるという。どれもこれも企画が尖りすぎ…!
Source: Empire
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