『キル・ビル』撮影中事故、疑惑のプロデューサーがコメント「いかなる隠蔽にも関わったことはありません」

女優ユマ・サーマンが、クエンティン・タランティーノ監督作品『キル・ビル』(2003-2004)の撮影中、自動車の運転シーンを強要されて交通事故を起こしていた件について、渦中の映画プロデューサーが声明を発表した。

本件は2018年2月3日(現地時間)、米New York Times誌にユマのインタビュー記事が掲載されたことで発覚したもの。当初は自動車の運転を強要したとしてクエンティンへの非難が集中したが、のちにユマはクエンティンを擁護し、事故に関する事実や証拠を隠蔽したというプロデューサー陣を告発する姿勢を明らかにした。
事故発生や公表に関する一連の経緯、およびユマ&クエンティンによる発言や事故公表の真意についてはこちらの特集記事をご一読いただければ幸いである。

ユマ・サーマン&タランティーノ『キル・ビル』撮影事故問題の検証 ― 告発の経緯と真意、誤解はなぜ生まれたか

疑惑のプロデューサー、声明を発表

このたび米Entertainment Weekly誌に対して声明を発表したのは、ユマが『キル・ビル』撮影中に起こった事故を隠蔽したとして名前を挙げているローレンス・ベンダー氏だ。クエンティンの監督作品には『キル・ビル』のほか、『パルプ・フィクション』(1994)や『ジャッキー・ブラウン』(1997)、『イングロリアス・バスターズ』(2009)などに携わっている。

「『キル・ビル』の撮影現場で起こった事故以来、私は長年にわたって、ユマが肉体的、精神的に傷を負ったことを深く後悔しています。私のプロデュースする映画では、安全に関する専門家の存在が不可欠であり、私は決して誰にも倒れたりしてほしくないのです。
私は、ユマや別の誰かに対して何かを隠したことはありませんし、いかなる隠蔽にも関わったことはありません。これからもそんなことは決してないでしょう。数ヶ月前、本件に関するユマの考えを聞かされてから、私は関連する情報源から確かな情報を得るべく全力を尽くし、それらの情報はクエンティン(・タランティーノ)に共有しました。彼女(ユマ)が求めていた答えをすべて得られたのかどうか、確かめたいと考えています。
アーティストとして、また人間として、私はユマ・サーマンに深い尊敬の念を抱いています。彼女に幸あることを祈るばかりです。」

なお本声明に対して、2018年2月8日19時(日本時間)時点で、ユマやクエンティンからの反応はない。

Source: http://ew.com/movies/2018/02/07/kill-bill-producer-regrets-uma-thurman-crash/
Eyecatch Image: Photo by Bev Moser https://www.flickr.com/photos/momentsbymoser/3842235884/  Remixed by THE RIVER

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