『パディントン』監督、ニコラス・ケイジが『パディントン2』を観て号泣する『マッシブ・タレント』をあえて観ようとしない理由

人気映画『パディントン』シリーズ2作で監督を務めたポール・キングは、ニコラス・ケイジがニコラス・ケイジ役で主演し、『パディントン2』を観ながら号泣するシーンがフィーチャーされた映画『マッシブ・タレント』(2022)をあえて見ていないのだという。いったい、なぜなのか。
『マッシブ・タレント』のニコラス・ケイジは経済的な問題を抱えており、メキシコ人億万長者・ハビ(ペドロ・パスカル)の誕生日パーティーにゲストとして参加する仕事を100万ドルで引き受ける。パーティーがお開きになった後に映画の話題で盛り上がった際、ニコラスはハビに「『パディントン2』が3番目に好きな映画」だと打ち明けられるのだが、その答えに納得がいかず。そこで、『パディントン2』をハビと一緒に観賞したところ、映画に感動しまくりのニコラスが号泣する展開となった。
『パディントン』シリーズは、ペルーからロンドンへやって来たクマのパディントンが新しい家族を見つけ、様々な困難に立ち向かっていく冒険が感動的に描かれるシリーズだ。世界中のファンだけでなく、『マッシブ・タレント』ではキュートなパディントンの奮闘ぶりに、あのニコラス・ケイジもウルルウルしてしまったわけだが、その仕掛け人であるキング監督は、『マッシブ・タレント』を未見だと米/Filmのインタビューで語った。
その理由について「映画が『パディントン』に言及していることは知っていますが、自分のエゴを満たすために観賞する、奇妙な体験になりそうな気がしてしまって」と監督。とはいえ、「ニコラス・ケイジとペドロ・パスカルが大好きだから、映画を観たいとは思っている」といい、映画を未見なのは『パディントン』が言及されているからだと理由を再び強調した。「なんだかメチャクチャな理由ですが、そういうわけなんです。映画を観るつもりですが、恥ずかしさで気まずくなりそうだし、夜遅くに窓を閉めて観賞しなければいけませんんね」。
なお、『パディントン』第3作となる『Paddington in Peru(原題)』は2024年11月8日にイギリスで、2025年1月17日にアメリカで公開予定。キングは、監督の座をイギリス出身のドゥーガル・ウィルソンに譲り、製作総指揮として参加している。
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