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『ドクター・スリープ』監督、スティーヴン・キング『心霊電流』映画化企画を始動

スティーヴン・キング『心霊電流』(上・下)(文藝春秋刊)

ホラー小説の巨匠スティーヴン・キングによる傑作『シャイニング』の続編を映画化した、『ドクター・スリープ』(2019)のマイク・フラナガン監督が、同じくキングによる小説『心霊電流』(文藝春秋)の映画化企画に着手していることがわかった。米The Hollywood Reporterなどが報じている。

『心霊電流』は、米ニューイングランド地方にある小さな町に、ひとりの牧師チャールズ・ジェイコブスがやってくるところから始まる物語。町の少年ジェイミー・モートンはチャールズとすぐに仲良くなるが、ある時、ジェイミーの家族を不幸が襲った。突然の悲劇を前に、信仰に挫折したチャールズは姿を消す。それから時は流れ、ジェイミーはヘロイン中毒のミュージシャンになった。かたやチャールズは電気を使用する信仰治療を駆使する男となっており、二人は再会を果たす……。

報道によれば、フラナガンは『心霊電流』の脚本に就任しており、監督を務める権利もあるとのこと。プロデューサーにはフラナガンのほか、『ドクター・スリープ』をはじめ、フラナガン作品を手がけてきたトレヴァー・メイシーが名を連ねている。なお、『IT/イット』2部作や『ドクター・スリープ』のワーナー・ブラザースが製作を担当しており、以前は『きっと、星のせいじゃない。』(2014)のジョシュ・ブーンが企画に関与していた。このたび、その手腕を買われてフラナガンの手に企画が渡ったということだろう。

ドクター・スリープ
『ドクター・スリープ』撮影風景 ©2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved

2019年11月、『ドクター・スリープ』の公開当時から、フラナガンは再びキング作品の企画を進めていることを明かしていた。当時から「最高のアイデアがある」と述べ、キングとのコラボレーションについても「できるかぎり長くやりたい。撮らせてもらえるだけ撮ります」と語っていたのだ。なお『ジェラルドのゲーム』(2017)を含め、フラナガンがキング作品の映画化に携わるのは今回で3度目。今回も監督を務める場合、『ショーシャンクの空に』(1994)『グリーンマイル』(1999)『ミスト』(2007)のフランク・ダラボンに並んで最多タイ記録となる。

フラナガン監督は『オキュラス/怨霊鏡』(2013)や『サイレンス』(2016)、『ウィジャ ビギニング ~呪い襲い殺す~』(2016)などを手がけ、Netflixドラマ「ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス」(2018)が絶賛を浴びた。2020年には同作のシーズン2「ザ・ホーンティング・オブ・ブライ・メイナー(原題:The Haunting of Bly Manor)」が配信予定で、今後もドラマ「ミッドナイト・マス(原題:Midnight Mass)」、クリストファー・パイクの同名小説をドラマ化する「ミッドナイト・クラブ(原題:Midnight Club)」をNetflixにて発表する。映画・ドラマをボーダレスに行き来する現代ホラーの俊英、その躍進はまだまだ止まらない。

『呪われた町』映画版も企画中

Source: The Hollywood Reporter

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

THE RIVER編集部。「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。劇場用プログラムや各種媒体への寄稿なども喜んで承りますので、お気軽にお尋ねください。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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