現時点で『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』にキングピンは権利都合で出られない

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」劇中では、キングピンことウィルソン・フィスクがニューヨークで活動するスパイダーマンを目の敵にしていることを示唆するような表現がある。キングピンとスパイダーマンといえば、原作コミックやアニメ、ゲームなど他メディアでは因縁の宿敵として有名だ。
それでは2026年予定の『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』にキングピンが登場するかといえば……、どうやらそれは難しい模様。キングピン役のヴィンセント・ドノフリオによれば、権利問題が絡んでいるらしい。
「マーベルにとって、私のキャラクターを扱うのは非常に難しいのです。所有権に関することで、すごく難しい」と、ドノフリオは米ポッドキャスト番組にて説明。「現在もなお、私(キングピン)はテレビシリーズのみで使用可能となっている。フィスクの単発映画とか、そういうものでも。いま現在は権利関係の事情で全部ひっかかっているんです。今後いつ実現できるのかはわからないし、そもそも可能なのかどうかもわかりません」と語った。

「デアデビル:ボーン・アゲイン」はディズニー傘下マーベル・スタジオによるレーベル、マーベル・テレビジョン制作のシリーズ。どうやらスパイダーマン関連キャラクターであるキングピンの映像化権利は、マーベル・スタジオとソニー・ピクチャーズの間に挟まれているようだ。そのためキングピンは、マーベル・アニメーションによる「スパイダーマン:フレンドリー・ネイバーフッド」にも登場できないことになっている。
新たな戦いを続けるスパイダーマンがニューヨークでの存在感をより表すことになれば、ヴィジランテ嫌いの市長フィルソン・フィスクとの衝突は避けられないはず。マーベル・シネマティック・ユニバース版のシリーズ第4作『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』にキングピンが登場すれば、ドラマシリーズやスタジオの垣根を超えた豊かな物語の融合となるに違いないが、実現させるためには大人たちが権利問題をクリアさせなければならない。
「デアデビル:ボーン・アゲイン」劇中では、新市長になったフィスクの野望が、自身の思い描く支配欲と、より強大な権力が複雑に絡み合うニューヨークの政治界や社交界の間で板挟みになる描写もあった。現実世界でも、まさに二つのスタジオ間で引っ張り合いになるキングピン。果たしてスクリーンでもその巨大な存在感を示すことはあるだろうか?
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Source:Happy Sad Confused,Comicbook.com