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『キングスマン:ファースト・エージェント』ラスプーチンの華麗バトル、どう生まれた ─ 「本当に大変だった」とリス・エヴァンス

キングスマン:ファースト・エージェント
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キングスマン』シリーズの最新作キングスマン:ファースト・エージェントで、映画前半のハイライトとなるのが、怪僧ラスプーチンを相手取った激しいアクションシーンだ。ラスプーチンの華麗だが攻撃的なアクションを主に受けるのは、主人公オーランド・オックスフォード公爵の右腕であるショーラ。シリーズの新境地と言える本作において、初めて『キングスマン』らしさが垣間見える名ファイトである。

ではマシュー・ヴォーン監督は、ラスプーチンをめぐるアクションをどのように編み出したのか? 米Colliderでは、ラスプーチン役のリス・エヴァンスとショーラ役のジャイモン・フンスーが製作の舞台裏を語っている。

ラスプーチンとの対決シーンに参加したのは、リスとジャイモンのほか、オックスフォード公爵役のレイフ・ファインズと、息子・コンラッド役のハリス・ディキンソン。リスによれば、4人はこのシーンの撮影をやり遂げるため、数ヶ月に及ぶトレーニングに臨んだという。また、撮影にも2~3週間が費やされた。

「どんな戦いが考えられるのか、いろんなバージョンとバリエーションを作るために、トレーナーやスタントチームとは数カ月間毎日作業をしました。特に大切だったのは、ラスプーチン特有の身体言語を発見すること。マシュー(・ヴォーン監督)も熱心だったし、みんなであれこれ研究しましたが、なかなか見つけられなかった。だけどある日、マシューがやってきて“わかったぞ! ロシアンダンスとマーシャルアーツを融合するんだ!”と。これぞ、マシューのクレイジーかつ見事な発想の表れだと思います。」

このアイデアをきっかけに、スタントチームは少しずつラスプーチンのアクションを開発。スタント・コーディネーター兼セカンドユニット・ディレクターを務めたのは、残念ながら映画の公開を待たずに逝去したブラッド・アランだった(2021年公開作品には『シャン・チー/テン・リングスの伝説』にも参加)。リスとスタントチームは訓練を積み、さらにはジョージアからダンサーも2名招いて、撮影現場でのコラボレーションが行われたという。

撮影を振り返り、リスは「本当に大変だった」と率直に語る。「僕たちが大変だっただけでなく、その道のトップが10人集まっての仕事の蓄積です。俳優としては無事に終えられて本当に良かったと思うし、完成品を観たときは感動しました。大勢が数ヶ月間にわたって力を尽くしたわけですから」

一方、ショーラ役のジャイモンも「とてもつらい経験だった」と笑う。いくつものアクション映画に出演し、ボクシングやマーシャルアーツの経験を有するジャイモンも、本作では厳しいトレーニングを積み、その中で怪我をすることもあったという。しかし「治療に務めながらも、いざ本番になると全力を尽くすし、膝を痛めていないように振る舞うわけです」とは本人の談。もっともリスと同じく、ジャイモンも完成版には大満足だったよう。「だから(マシューには)本当は感謝しているんですよ」とコメントを締めくくっている。

映画『キングスマン:ファースト・エージェント』は、2021年12月24日(金)より公開中。

Source: Collider

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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