『キングスマン』ヒトラー台頭を描く新作が準備中?マシュー・ヴォーン監督が予告

人気スパイアクション『キングスマン』シリーズを率いるマシュー・ヴォーン監督が、今後の展望を明かしている。
本シリーズからは、タロン・エジャトン演じるエグジーとコリン・ファース演じるハリーを主人公とするメインシリーズ2作と、前日譚映画『キングスマン:ファースト・エージェント』(2021)の計3作品が公開された。次回作として、メインシリーズ第3作の製作が2024年より開始される。
既報によれば『キングスマン』シリーズは今後も新作映画やテレビシリーズなどの製作を控えていることが分かっているが、物語のベクトルはどこを向いているのだろうか。米ScreenRantのインタビューに応じたヴォーン監督によると、すでに新作の脚本が書き上がっているようだ。
「私たちは、『キングスマン:ザ・トレイター・キング』と呼ぶものを書きました。ヒトラーの台頭についての物語で、権力を手にするまでをイギリスの貴族階級がいかにして手助けするのかを描きます。しっかりと語られるべき歴史の一端だと思っています。」
ヴォーン監督が語ったアイデアは、事実上『ファースト・エージェント』の続編という位置付けとなる。同作のラストでは、若かりしヒトラーが登場したからだ。仮題も付された脚本も存在しているということで、何らかの情報が届く日もそう遠くないかもしれない。
またヴォーン監督は、「60年代を舞台としたキングスマンを描くアイデアも気に入っています」とも語っている。「面白いものになるでしょうし、他とは違うものになりそう」とのことだが、具体的な内容については言及されていない。ひとまず今後は、ハリーとエグジーのメインシリーズを起点に、過去の空白を埋めていくシリーズ展開が期待できそうだ。
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Source: ScreenRant