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『デッドプール』監督のX-MENスピンオフ映画「キティ・プライド」本格始動!脚本にコミック界の重鎮ライターを起用へ

X-MEN
Photo by JD Hancock https://www.flickr.com/photos/jdhancock/3500203823

20世紀フォックス製作、映画『X-MEN』シリーズの新作スピンオフ作品が本格的に始動していることがわかった。
この映画で監督を務めるのは、『デッドプール』(2016)を手がけたティム・ミラー。巨匠ジェームズ・キャメロンの抜擢を受けて『ターミネーター』シリーズの最新作(タイトル未定)でメガホンを取った後、マーベル映画へのカムバックを果たすことになる。

2018年2月12日(現地時間)、米Deadline誌とThe Hollywood Reporter誌は相次いで本企画の存在を報じた。ただし、Deadlineが本作を「143」と題された謎のプロジェクトだと伝えている一方で、THR誌はコミック「X-MEN」シリーズの女性ミュータント、キティ・プライドを主人公にした作品だという情報を入手している。2018年1月に米Colliderによって報じられた、ティム・ミラー監督による単独映画「キティ・プライド」の正式始動が裏付けられた格好だ。

両誌は今回の報道に際して、本作の脚本家としてコミック界の重鎮ライター、ブライアン・マイケル・ベンディスが起用されたと記している。X-MENやスパイダーマン、アベンジャーズ、デアデビルなど、マーベル・コミックで20年近くにわたって数え切れないほどのキャラクターを描いてきたベンディスは、2017年11月にDCコミックスへ移籍したことでファンに大きな衝撃を与えていた。スクリーンで「X-MEN」を再び執筆することは思わぬサプライズといえるだろう。

本作の主人公であるキティ・プライドは、同調(Phasing)能力を持っており、身体の分子構造を変化させて透明になったり、物体をすり抜けたり、電磁場に異変を生じたり、さらには空中浮遊することもできるミュータント。コミックではシャドウキャット、アリエル、スプライトという別名のほか、近年は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』で知られるスター・ロードを名乗っている。ちなみにプロジェクト名の「143」とは、彼女の冒険を描いた初期ストーリーがコミック「アンキャニィX-MEN」の143号で描かれたことに由来するようだ。
これまで映画版において、キティ・プライドは『X-メン』(2000)や『X-MEN2』(2003)へのカメオ登場を果たしたのち、『X-MEN: ファイナル ディシジョン』(2006)と『X-MEN: フューチャー&パスト』(2014)ではエレン・ペイジが演じていた。ただし、本作のキャスティングがどうなるのかはわからない。

なお本作の第一報が伝えられた際には、米ウォルト・ディズニー・カンパニーによる20世紀フォックス買収によって企画そのものがお蔵入りになる可能性があると指摘されていた。企画は進行しているものの、今後の動向には引き続き注意が必要だろう。

Sources: http://deadline.com/2018/02/x-men-tim-miller-brian-michael-bendis-143-fox-deadpool-jessica-jones-1202286967/
https://www.hollywoodreporter.com/heat-vision/x-men-spinoff-kitty-pryde-movie-works-deadpool-director-1084163
Eyecatch Image: Photo by JD Hancock https://www.flickr.com/photos/jdhancock/3500203823

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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