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『キングスマン:ゴールデン・サークル』ハリーの演技、スーツの色の意図するもの ─ コリン・ファースに直接訊いた

キングスマン:ゴールデン・サークル
© 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation

映画『キングスマン:ゴールデン・サークル』では、再登場を果たしたハリー・ハートが一作目とは異なった印象を放っている。なぜハリーは復活に至ったのか?劇中で見せた印象やファッションには、何か意図があったのだろうか?THE RIVERでは『ゴールデン・サークル』考察をさらに楽しむべく、ハリーを演じたコリン・ファースご本人に電話にて直接の裏取りを取った。ここでは本編のネタバレ情報が含まれるため、『ゴールデン・サークル』を既に鑑賞された皆様だけで、コリン・ファースと共にこっそり楽しむ記事とさせていただこう。

注意

この記事には、映画『キングスマン:ゴールデン・サークル』のネタバレ内容が含まれています。

『ゴールデン・サークル』でコリンが演じたハリーは、劇中でキングスマン・エージェントとしての記憶を取り戻しながらも、まだ身体が付いてきていない。一作目ではエグジーをリードするベテラン・スパイとしてキレキレのアクションを見せていたが、『ゴールデン・サークル』ではどことなくフワフワとした印象だった。その理由は、歩き方や立ち方、顔の作り方などを一作目のハリーと比べながら思い返せば明確だ。コリンも、「その演じ分けに気付いてもらえるとは、嬉しいですね」と喜びながら教えてくれた。

「思いっきり変わったような感じにはしたくなかったけれど、何か違うよね、という印象を出したかったんです。姿勢、髪型、表情、喋るリズムは前作と少し違うと分かるようにしました。完全に自分を取り戻してはいない感じ。まだスキルは完全復活していないし、警戒心も薄れている。スーツの着方も少し違ったでしょう?」

キングスマン:ゴールデン・サークル
© 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation

スーツ…。そう言えば『ゴールデン・サークル』のハリーはライト・グレーのスーツを着用していた。少し新鮮に感じるのは、前作『キングスマン』のハリーは常にダーク・カラーのスーツをまとっていたからだ。これは、スーツの色をもって「ハリーはまだ完全に自分を取り戻していない」ことを表しているのだろうか?コリンも一緒に考察してくれた。

「どうなんでしょう。確かに、新しいフェーズを感じさせる効果はあったかも。でも、(監督が)明確に意識したかは僕もわからない。どちらかと言えば、単純に暑い場所だったからライトな色だけだったのかも。」

ところで、大ヒット作となった前作の続編『ゴールデン・サークル』の公開と、何よりもハリーの復活は、ファンにとって非常に喜ばしいイベントだ。コリンはこの度の続編について、「(続編の)計画は一作目の頃からありました」と説明する。

「いつまでも続くフランチャイズというわけではないにせよ、『キングスマン』はもとより三部作の構想でしたからね。マシュー・ヴォーン監督は方向性を変えたがるタイプの方ではないので、ハリーの死については一作目の時点で100%の納得をされていました。」

では、ハリー復活はいかにして実現したのだろうか?コリンは「一作目を終えて、監督はハリーのキャラクターやエグジー、マーリンとの関係をとても気に入ったので、また戻ってくるだけの価値はあるだろうと判断したのです」と教えてくれた。

キングスマン:ゴールデン・サークル
© 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation

最後にコリンは、「ハリーの復活(resurrection)」という表現にユニークな訂正を加えてくれた。

「とやかく言うつもりはないよ、でもハリーは”復活”と言うより、死んでないよね?(笑)確かに死んだように見えたけれど、コミックの映画だし、何だってアリ。『ウォーキング・デッド』だって、目を撃たれたくらいじゃ死なないでしょう?(笑)

映画『キングスマン:ゴールデン・サークル』は、2018年1月5日(金)TOHOシネマズ日劇他全国ロードショー。コリン演じるハリーらにまた会いたくなったら、是非劇場を再訪しよう。本作は4DX上映も行われているので、”おかわり”鑑賞も新鮮に楽しめるはずだ。二度目、三度目の鑑賞には、この度コリンが明かしてくれたハリーの「一作目との演じ分け」にも着目してみよう。なおコリン・ファースへの取材については、“キングスマン』傘のアクションは「実は僕のアイデアなんだ」 ─ ハリー役コリン・ファースがTHE RIVERに明かす”、マシュー・ヴォーン監督への取材は“敵がブッ飛びすぎている『キングスマン:ゴールデン・サークル』悪の手口とは ─ マシュー・ボーン監督に直接訊いた”でも公開中。合わせて読めば『ゴールデン・サークル』がより楽しめるはず。

(取材、文:Naoto Nakatani)

配給:20世紀FOX映画

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THE RIVER編集部
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