「ナイトライダー」新映画化、「コブラ会」製作者が交渉中 ─ 陰謀と破壊と、犯罪の渦巻く現代に蘇る

Netflix「コブラ会」のクリエイタートリオが、1980年代の人気ドラマ「ナイトライダー」を映画化する企画で交渉中であることが明らかとなった。契約が締結されれば、『ブレット・トレイン』(2022)のデヴィッド・リーチ&ケリー・マコーミックとタッグを組むことになる。米The Hollywood Reporterが報じた。
「ナイトライダー」は、1982年から1986年にかけてNBCで4シーズンにわたって放送されたシリーズ。主人公の刑事マイケル・ナイトは法と政府のための財団(FLAG)のエージェントとなり、人工知能を搭載した改造車トランザムのK.I.T.T.とパートナーを組み、法を超越した犯罪者たちに立ち向かう。
「ナイトライダー」は当時を代表するシリーズで、しゃべる車という斬新な設定やデビッド・ハッセルホフが演じたハンサムな主人公、そして印象的なシンセサウンドのテーマ曲で絶大な人気を博した。
クリエイタートリオのジョン・ハーウィッツ、ヘイデン・シュロスバーグ、ジョシュ・ヒールドは脚本執筆で交渉初期段階にあり、ハーウィッツとシュロスバーグは監督も務める方向で話し合いが進んでいるという。
契約が締結されれば、3人は自身の製作会社Counterbalance Entertainment傘下でプロデューサーも兼任。ユニバーサルとファーストルック契約を結んだ87Northを通してケリー・マコーミックとデヴィッド・リーチもプロデューサーに名を連ね、『サンクスギビング』(2023)のゲイリー・バーバーとクリス・ストーンも参加する。
この企画は以前から進行しており、『ザ・ピックアップ ~恋の強盗大作戦~』(2025)のケヴィン・バロウズとマット・ミイダーによる脚本が存在していた。その当時はハッセルホフも「気持ちがこもっているし、情熱もある」と期待を寄せていた。
ハーウィッツとシュロスバーグは、コメディ映画『ハロルド&クマー』シリーズや『アメリカン・パイパイパイ!完結編 俺たちの同騒会』(2012)で監督・脚本を担当。その後、ヒールドとともに「コブラ会」のショーランナー・プロデューサー・製作総指揮として、幅広い世代のファンを獲得してきた。
過去の人気作品を斬新な切り口で再構築するトリオの手腕と、『デッドプール2』(2018)『Mr. ノーバディ』シリーズなど激しいアクションを得意とするリーチ&マコーミックのタッグにより、『ナイトライダー』が現代的かつダイナミックなアクション・エンターテインメントとして復活することが期待される。正義の騎士が、陰謀と破壊と、犯罪の渦巻く現代に蘇る。
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Source:The Hollywood Reporter