【研究】『コング:スカル・アイランド』謎のポスター考察 – ヒントは『ゴジラ』か、それとも神話か

先日のニューヨーク・コミコンで配布された、映画『コング:スカル・アイランド(原題)』のポスターには謎が多すぎる。
THE RIVERでも取り上げたように、一見普通のポスターながらブラックライトをかざすとメッセージが浮かび上がる仕掛けが施されており、そこにはメモや骨の図像が確認できた。
しかし諦める前に、もう少しだけ『コング:スカル・アイランド』の謎に迫ってみることにしよう。ヒントはすでにたくさん与えられている。詳細は以下記事にて。
ポスターとサイトに共通する情報
ポスターに記されたメモとモナークのウェブサイトは、ともに情報がモナークの資料であることを示している。そこで、ふたつの資料に共通する情報をまずは洗い出してみよう。まずはポスターの左上に隠されているテキストから。
このウィリアム・ランダという人物は、『コング:スカル・アイランド』でジョン・グッドマンが演じている探検隊のリーダーだ。メモを残したのがランダ本人かどうかはわからないが、その内容は1973年に島を訪れた時のものであり、劇中で起こる出来事のヒントになっているとみて間違いなさそうだ。
http://www.scified.com/news/did-john-goodman-just-confirm-his-character-works-for-monarch-in-kong-skull-island
では、現代に存在するモナークのウェブサイトは何を調べるために作られているのだろうか? 1970年代に「コング」騒動が解決せず、今も研究が続けられているのか、それともまったく別の研究なのか。気になるのは監督者の名前がランダのままになっていることだ。ポスターの資料からは40年以上が経過しているにもかかわらず……。
なおモナークのウェブサイトには「ジオスキャン進行中。のちほど確認してください」という記述もある。映画の公開が近づくにつれ、新たな情報が明らかになっていくことだろう。
最大の謎、4行のメッセージ
さて、ポスターの地図部分には複数のメモが確認できるが、ひとつひとつは単語レベルで、その真意を推測するには情報が少なすぎる。それに対して、はっきり内容が理解できる文章となっているのは、ポスター下部の4行のメッセージだ。
しかし、このメッセージこそがポスターに隠された最大の謎といってもよい。拡大して読んでみよう。

彼の口は炎、彼の咆哮は洪水、彼の息は死だ。
エンリルは彼を杉の森の番人にした。
足を踏み入れようとする者から勇気を奪うために。
でも、いったい誰が入ろうっていうんだ?
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