マーベル『クレイヴン・ザ・ハンター』2023年秋、日本公開決定 ─ 字幕付き予告編も到着、スパイダーマンの宿敵誕生を描く

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』をはじめとする『スパイダーマン』シリーズ、そして、『ヴェノム』シリーズのソニー・ピクチャーズが贈る、マーベル最新作『KRAVEN THE HUNTER』が、邦題を『クレイヴン・ザ・ハンター』として2023年秋に日本公開されることがわかった。日本語字幕付きの予告編映像も届けられている。
原作コミックでスパイダーマンの宿敵として描かれるクレイヴン。素手で猛獣を倒せるほどの身体能力と五感を持つことで最強のハンターとなったクレイヴンは、自分より強い者を認めず、全ての相手を狩り尽くそうとする。その容赦ない狂気は、マーベル史上最も悪名高きヴィランという声もあるほどだ。彼はいかにしてその力を得て、いかにして創り出されたのか。
幼い時に母親を亡くした少年セルゲイは、冷徹な父親から「強き者が生き残る。相手を全て獲物と思え」という精神を叩きこまれて育つが、その軟弱な性分から父親の期待に応えられずにいた。ある日、父親と共に狩猟に出たセルゲイは、ライオンに襲われ生死を彷徨う事態に。死と直面し、やがて彼の中である本能が目覚める。
予告映像には、ライオンから特殊能力を得たクレイヴン・ザ・ハンターが誕生する瞬間が描かれ、まるで別人に生まれ変わったような強靭な肉体が映し出される。「父親がもたらした悪を始末する」と言いながら次々と狩りを実行するクレイヴン。だが、その狂気は次第に暴走してゆく。
本作は、ソニー・ピクチャーズが贈るマーベル作品で初めてR指定になる作品。残虐描写満載の迫力溢れるアクションシーンがこれでもかというくらいに描かれる。
映像の中にはクレイヴンが蜘蛛に囲まれるシーンも。これは物語がスパイダーマンに繋がることを暗に意味するのか。さらに映像の最後には、『アメイジング・スパイダーマン2』(2014)にも登場した、ライノと思われるサイの皮膚に変形した腕の一部が。
主演は『ブレット・トレイン』(2022)で圧倒的な存在感を見せ、ブラッド・ピットと共に初来日を果たしたクレイヴン役のアーロン・テイラー=ジョンソン。ヒロインのカリプソ役を『ウエスト・サイド・ストーリー』(2021)のアリアナ・デボーズ、クレイヴンの父親をオスカー俳優のラッセル・クロウが演じる。
『クレイヴン・ザ・ハンター』は、2023年秋、全国の映画館で公開。