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『スパイダーマン』シリーズ新作映画2本が米公開延期 ─ 『クレイヴン・ザ・ハンター』『マダム・ウェブ』遠のく

ダコタ・ジョンソン| Public Domain|https://www.flickr.com/photos/151401612@N04/34308203363

米ソニー・ピクチャーズによる『スパイダーマン』関連キャラクターを描く新作映画『クレイヴン・ザ・ハンター(原題:Kraven the Hunter)』と『マダム・ウェブ(原題:Madame Web)』が、それぞれ米公開延期となることがわかった。米Deadlineが伝えた。

『クレイヴン・ザ・ハンター』は2023年1月13日から同年10月6日に延期となる。玉突き的に、『マダム・ウェブ』は10月6日から2024年2月16日へと繰り越された。

『クレイヴン・ザ・ハンター』はスパイダーマンの宿敵を描く新作映画で、驚異的な身体能力で「スパイダーマン狩り」に執念を燃やす孤高のハンターを描く。『ブレット・トレイン』での仕事でソニー・ピクチャーズより高評価を得たアーロン・テイラー=ジョンソンが主演を務める。

一方の『マダム・ウェブ』は、コミックでは神経筋疾患を患った盲目の老女で、蜘蛛の巣のような生命維持装置に身体を繋がれながらも超能力的なパワーを持つキャラクター。主演を『フィフティ・シェイズ』シリーズや『サスペリア』(2018)のダコタ・ジョンソンが演じるため、大幅な脚色がなされるとみられる。

『マダム・ウェブ』は2023年7月から10月への延期が伝えられたばかりだった。これらの2本は『ヴェノム』『モービウス』に続く米ソニー・ピクチャーズのユニバース作品の新作だ。

同社は看板キャラクターである『スパイダーマン』を中心とした映画シリーズを打ち立てて、マーベル・スタジオと肩を並べたい考え。『ヴェノム』がスマッシュヒットを放ったものの、続く『モービウス』は批評・興業の両面で苦戦。キャラクターらが集結するクロスオーバー企画を狙っている匂いもあり、今後の作品は万全の状態でリリースしたいと考えているはずだ。

この2本の延期に加えて、タイトル未定のソニー・マーベル映画も2024年6月7日から同年7月12日に変更になっている。

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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