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ランス・レディック、『ジョン・ウィック』スピンオフ『バレリーナ』の撮影を終えていた ─ 出演作品6本が公開待機中

2023年3月17日に逝去した故ランス・レディックが、代表作『ジョン・ウィック』シリーズのスピンオフ映画『バレリーナ(原題)』の撮影を終えていたことがわかった。米Deadlineが報じている。

レディックが『ジョン・ウィック』シリーズで演じてきたのは、コンチネンタル・ホテルのコンシェルジュであるシャロン役。第1作『ジョン・ウィック』(2014)から第4作『ジョン・ウィック:コンセクエンス』(2023年9月日本公開)まで、シリーズの全作品に出演してきた数少ないキャストのひとりで、初のスピンオフ作品『バレリーナ』にも登場することが2022年12月に報じられていた

『バレリーナ』は第3作『ジョン・ウィック:パラベラム』(2019)で初登場したバレリーナを主人公に、家族を殺し屋に奪われた女性が、復讐のため殺し屋に変貌していく物語。主演には『グレイマン』(2022)『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2021)のアナ・デ・アルマスが起用され、メインシリーズからはレディックのほか、ジョン・ウィック役のキアヌ・リーブス、ウィンストン役のイアン・マクシェーン、ディレクター役のアンジェリカ・ヒューストンが続投している。

報道によると、レディックは『バレリーナ』の出演シーンをすべて撮り終えていたほか、過去1週間には『ジョン・ウィック:コンセクエンス』の米国公開(3月24日)を控えて取材を受けていたとのこと。レディック演じるシャロンが観られるのは『バレリーナ』が最後となる。

ジョン・ウィック:パラベラム
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レディックが撮影を終えていた作品はいくつかあり、「24 -TWENTY FOUR-」でおなじみのキーファー・サザーランド主演、巨匠ウィリアム・フリードキン監督による裁判劇『 The Caine Mutiny Court-Martial(原題)』が公開待機中。同作はヘンリー・ウォークの小説『ケイン号の叛乱』に基づく同名戯曲を映画化するもので、舞台は現代に置き換えられた。レディックは軍法会議の裁判長であるブレイクリー大佐を演じている。

また、1992年製作の同名スポーツ・コメディをリメイクした『ハード・プレイ(原題:White Men Can’t Jump)』が2022年5月19日より米Huluにて配信される(日本配信は未定)ほか、黒人女性初の女性下院議員となったシャーリー・チザムの伝記映画『シャーリー(原題)』では選挙運動本部長役を演じている。同作は2023年末に米国で公開予定ということだ。

そのほか、レディックは『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』のドラマ版となる「Percy Jackson and the Olympians(原題)」にゼウス役で出演。こちらも2023年2月に撮影を終えている。

『ジョン・ウィック』スピンオフ映画『バレリーナ(原題)』の公開時期は未定。レディックの残した作品が、どれも日本国内で観られることを祈るばかりだ。

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Source: Deadline

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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