ラース・フォン・トリアー監督、未完の傑作ドラマ「キングダム」完結編が製作決定 ─ 2021年撮影開始へ

『ダンサー・イン・ザ・ダーク』(2000)『ハウス・ジャック・ビルト』(2018)などの巨匠、ラース・フォン・トリアー監督によるドラマシリーズ「キングダム」(1994-1997)が、シーズン3/完結編「The Kingdom Exodus(原題)」として製作されることが決定した。米Deadlineなどが報じている。
「キングダム」は、デンマーク国立病院の脳神経外科病棟を舞台に、独特な雰囲気の医師や患者が、病院内で起きる不気味な現象に翻弄されていく姿を描いたカルト・ホラー。本作は、2シーズン全8話構成で放送された国もあれば、日本のように劇場公開用として封切られた形も存在する。
当時、シーズン3も製作される予定だったが、一部の主要俳優陣が亡くなったことから続行不可になってしまった。それでも未完の傑作として語り継がれる程の衝撃作で、満を持して完結編が製作されることになった。
そんな待望の完結編では、ラース・フォン・トリアーは監督として続投するだけでなく、ニルス・ヴァセルと共に再び脚本も執筆している。全5話構成の本作の物語については不明だが、報道によると、病院の未解決事件を探求するだけでなく、スウェーデン人とデンマーク人の間の古い確執が描かれるという。なお、2021年に撮影が開始されて、デンマークで放送されるとのことだ。現時点で、その他の国での放送に関する情報は言及されていない。
ちなみに「キングダム」は、スティーヴン・キングが2004年に、「スティーヴン・キングのキングダム・ホスピタル」というタイトルでリメイクもされている。
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Source: Deadline