『The Last of Us』ドラマ版、「チェルノブイリ」監督ヨハン・レンクがパイロット版の監督就任 ─ 脚本家と再タッグへ

傑作サバイバルゲーム『The Last of Us』のドラマ版に、米HBO製作ドラマ「チェルノブイリ」(2019-)の監督ヨハン・レンクが製作総指揮・パイロット版の監督として就任していることがわかった。本作では、同じく「チェルノブイリ」を手掛けたクレイグ・メイジンが脚本を担当。米Discussing Filmのインタビューにて、レンク本人が明かしている。
ゲーム『The Last of Us』では、謎の感染爆発によって荒廃したアメリカを舞台に、娘を失った主人公ジョエルと、孤独な少女エリーのサバイバル劇が描かれる。ドラマ版は原作ゲームで起きたイベントを基にしており、前作から5年後を舞台にした続編『The Last of Us Part II』の要素も含まれるとのことだ。
ドラマ版「The Last of Us」では「チェルノブイリ」に引き続き、HBOが製作を手掛ける。ゲーム版のクリエイティブ・ディレクターを務めたニール・ドラックマンも製作総指揮として参加。レンクはパイロット版の監督も務める予定とのことだが、「その後は状況次第ですかね」と、現時点でその他のエピソードを担当するのかまでは不明のようだ。
また、ゲーム『The Last of Us』に登場するキャラクターを映像化するにあたってのアプローチについて、レンクは以下のように語っている。
「ゲームをプレイしたことがある人であれば、キャラクターの詳細まで脳裏に焼き付いていますよね。どんな姿、口調、行動するのか。[中略]クレイグ、ニールと毎週電話で、どのように向き合いアプローチするべきなのかについて話し合っているところです。小説のキャラクターよりも、鮮明な印象のあるゲームのキャラクターを一体どうやってドラマに落とし込むのかって。」
ドラマ版「The Last of Us(原題)」のキャストや製作時期などは不明。PS4ソフト『The Last of Us Part II』は2020年6月19日に発売を予定している。
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Source: Discussing Film