『The Last of Us Part II』ディーナ役声優、前作の魅力と出会いを熱く語る「続編に参加したくて必死だった」

傑作サバイバルアクションの決定版『The Last of Us』の続編『The Last of Us Part II』が2020年6月19日に発売された。本作では、前作から逞しく成長したエリーと共に町の治安を守る自警団に所属している女性ディーナが初登場。本編ではエリーとディーナの親密な関係性が描かれていく……。
米Varietyのインタビューにて、ディーナの声優を務めたシャノン・ウッドワードが『The Last of Us』を知ったきっかけについて振り返っている。凄惨な復讐劇が描かれる本編とは異なり、シャノンの心温まる?エピソードに注目したい。
「弟と一緒に暮らしていた時期があったんですけど、とにかく大音量でゲームを遊んでいたんですよ。私が次の日の仕事に備えて寝ようとしているのにも関わらずですよ。だから、“もうやめて、静かにしてよ”と言ったんです。そしたら、“ごめん!でも、このゲームが凄すぎるんだよ。ある女の子がいてさ、彼女をずっと守り続けないといけないんだけど、気付いたらもう全員殺しちゃってたんだよ!”と啜り泣きながら言われて、“何を言ってるの?”となりましたよ。これが、このゲームを知ったきっかけですね。」
もはや、何を言われても興奮が収まりそうにない弟から「とにかく、プレイしてみて」と勧められたシャノンは、とりあえずプレイしてみることになったようだ。「実際にプレイしてみると、深く影響を受けてしまいました。今までのストーリーテリングの性質を超越するようなゲームを初めてプレイしました」と衝撃を受けた様子。「これまではテレビ・映画・小説など、あくまでも傍観者に過ぎなかったので。プレイヤーとして積極的に行動を選択していくということ自体が初めての体験で、その決断に自分自身が加担しているかのようでしたよ。」
結果的に弟と同じく『The Last of Us』に心を奪われたシャノンは、自身出演のドラマ「ウエストワールド」(2016-)の脚本家ハレー・グロスから『The Last of Us Part II』に携わっていることを聞かされたのだという。「何も話せません!」とハレーに言われながらも、シャノンは「大ファンなんですよ。何も言わなくていいです。ただ、(クリエイティブ・ディレクターの)ニール・ドラックマンに、“死んでもいいので台詞が欲しいです”とだけ伝えてください」と話したそう。「数ヶ月後にグロスから、“役があるらしいですよ。でも、オーディションを受ける必要がある”と言われて、“え、オーディションを受けられるんですか?”となりました。それで、実際にオーディションを受けて合格したんです。ゲームに参加するために、必死だったんですよ」。
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Source: Variety