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「パナマ文書」まさかのブラックコメディ化 ─ 『ザ・ランドロマット -パナマ文書流出-』予告編、スティーブン・ソダーバーグ監督最新作

ザ・ランドロマット -パナマ文書流出-
Claudette Barius/Netflix

2016年に世界を揺るがせた「パナマ文書」問題を、『オーシャンズ11』シリーズなどのスティーヴン・ソダーバーグ監督が映画化したNetflixオリジナル映画『ザ・ランドロマット -パナマ文書流出-』の予告編が公開された。


エレン・マーティンの穏やかな休日は、偽の保険証券を追っていたところ、パナマの法律事務所に関連する謎めいた取引の存在に気づいてしまい、のどかな休日が突如として激変することとなる。その法律事務所は、想像を絶する財産を有する富裕層を支援する既得権を得ていたのだ。その法律事務所「モサック・フォンセカ」の創立者であるユルゲン・モサック&ラモン・フォンセカは、活動実態のないペーパーカンパニーや、預金者が居住国外に開設するオフショア口座などの手口を操るエキスパート。しかし2人は、エレンの調査によって窮地に追い込まれていき、経済の腐敗に関与していた事実を明らかにしていく……。

ザ・ランドロマット -パナマ文書流出-
Claudette Barius/Netflix

「パナマ文書」とは、2016年4月にパナマの法律事務所「モサック・フォンセカ」から流出した機密資料のこと。文書は1970年代から作成されており、タックス・ヘイブン(租税回避地)を利用して世界の大企業や権力者、富裕層が税金逃れを行っていること、犯罪者による資金隠しが行われていることが発覚した。膨大なデータは2015年にドイツの新聞社「南ドイツ新聞」に匿名でリークされ、その後、米国ワシントンD.C.の国際調査報道ジャーナリスト連合も同じものを入手。文書に掲載されていた日本人の名前は700人にものぼるといわれている。

監督を務めたスティーブン・ソダーバーグは、『トラフィック』(2000)や『チェ 28歳の革命』 『チェ 39歳 別れの手紙』(ともに2008)など重厚な実話映画の一方、軽妙なエンターテインメント作品も多数手がける才能だ。本作では『インフォーマント!』(2009)『コンテイジョン』(2011)などでタッグを組んだ脚本家スコット・Z・バーンズと、『ローガン・ラッキー』(2017)のごときオフビートなコメディテイストで「パナマ文書」事件を映画化した。

ザ・ランドロマット -パナマ文書流出-
Claudette Barius/Netflix

主人公エレン役は『ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書』(2018)のメリル・ストリープ。ユルゲン・モサック役は『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』(2017)のゲイリー・オールドマンが再びの容貌変化で演じ、ラモン・フォンセカ役には『デスペラード』(1995)『マスク・オブ・ゾロ』(1998)などのアントニオ・バンデラスが起用された。そのほか出演者には、『007』シリーズのジェフリー・ライト、『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018)ジェームズ・クロムウェル、『氷の微笑』(1992)など多数の出演作で知られるシャロン・ストーンが名を連ねている。

Netflixオリジナル映画『ザ・ランドロマット -パナマ文書流出-』は2019年秋、全世界独占配信

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Source: Netflix

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

THE RIVER編集部。「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。国内舞台作品の執筆・創作にも携わっています。ビリー・アイリッシュのライブに行きたい。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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