『リーサル・ウェポン』最新作、御年91歳のリチャード・ドナー監督が復帰 ─ 「これで完結です」

メル・ギブソン主演『リーサル・ウェポン』第5作(タイトル未定)に、シリーズを手がけてきたリチャード・ドナーが監督として復帰することが正式に認められた。英The Telegraphにて本人が発言している。
『リーサル・ウェポン』シリーズは、ロサンゼルス市警の刑事コンビである、メル・ギブソン演じるマーティン・リッグス&ダニー・グローヴァー演じるロジャー・マータフの活躍を描く物語。1987年の第1作から1998年まで計4作品が製作され、『スーパーマン』(1978)や『グーニーズ』(1985)で知られるドナー監督が全作のメガホンを取った。
1930年生まれのドナー監督は今年(2021年)91歳を迎える高齢であり、監督業への復帰は、ブルース・ウィリス主演『16ブロック』(2006)以来15年ぶり。「(『リーサル・ウェポン』は)これで最後です。物語を終わらせることの喜びと責任感、その両方がありますよ。これで完結、お約束しましょう」と述べた。
『リーサル・ウェポン』第5作については、2020年1月にプロデューサーのダン・リンが、キャスト&監督が再結集する完結編を製作したいという意思を明かしていた。その後、メル・ギブソンが企画の存在を認めたほか、ダニー・グローヴァーは脚本について、「内容は話したくありませんが、現在起きていることに通じる内容だと思います」と米Varietyにて語っていた。「でも、それも1月のことだし、歴史は急速に動いているので……とにかく、計画はあるということです」。
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Sources: The Telegraph, Variety