ジャレッド・レト、後輩ジョーカー役にアドバイスしていた ─ 「出来る限り掘り下げて楽しむこと」

人気コミックのスーパーヒーローなど多くの人が知っているキャラクターを演じることは、俳優にとって想像を絶するプレッシャーに違いない。しかも、その役を演じた前任者が超演技派やオスカー俳優だったら尚更である。
そのケースは、米CWのDCドラマ「BATWOMAN/バットウーマン(※)」(2019‐)シーズン3で、ジョーカー/マーキス・ジェットを演じるニック・クリーガンに当てはまるようだ。アイコニックなヴィランを演じるにあたり、クリーガンは『スーサイド・スクワッド』(2016)のジョーカー役で知られるジャレッド・レトから、幸運にもアドバイスを貰えたという。クリーガンがシーズン3を撮影していた時期にレトに遭遇したエピソードを、米The Hollywood Reporterのインタビューで明かしている。
「(シーズン3の)第12話を撮影する前に、ジャレッド・レトとバッタリ会ったんです。彼は、まるで“悪影響について警告されました”と僕が言うのを待っているかのように、ジョーカーを演じることについてどう感じているか尋ねてきました。僕が“ワクワクしていて楽しんでいます”と答えると、彼が“その通りだ!そうした方がいい。出来る限り掘り下げて楽しむんだ!これは芸術だと覚えておいて。これは現実じゃないから”と言っていました。」
クリーガンは、レトが演じたジョーカーのファッション感覚にインスピレーションを受けたといい、さらには『ダークナイト』(2008)のヒース・レジャーと、『ジョーカー』(2019)のホアキン・フェニックスのバージョンからも影響を受けたと明かしている。
クリーガンが演じるキャラクターはマーキス・ジェットという名前で、これまでに数々のDC映画に登場したジョーカーとは異なる。マーキスは幼少時代にジョーカーに襲われたことで脳にダメージを受け、それ以来、怒りをコントロールを出来ずにソシオパスのような行動を取るようになり、ジョーカーのような存在になっていく。アメコミファンの間で知られているジョーカーとは設定が違うとはいえ、先輩ジョーカーのレトにアドバイスを貰えて大きな励みになったのではないだろうか。
(※)シーズン2より邦題が「BATWOMAN/バットウーマン ザ・ニュー・パワー」に変更
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Source:The Hollywood Reporter