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映画『バズ・ライトイヤー』は「子どものための『トイ・ストーリー』ではなかった」とザーグ役が振り返る

バズ・ライトイヤー
© 2022 Disney/Pixar

ディズニー&ピクサーによる2022年の映画『バズ・ライトイヤー』は『トイ・ストーリー』シリーズ初のスピンオフ映画として製作されたが、不遇に終わった作品だ。『トイ・ストーリー』劇中でアンディが夢中になったバズ・ライトイヤーの映画という設定の本作は、本家シリーズと大きくトーンが異なるため、声優陣も変更されている。バズ・ライトイヤー役はクリス・エヴァンスが、悪の帝王ザーグはジェームズ・ブローリンが演じた。

バズ・ライトイヤーやザーグといったお馴染みのオモチャたちを原題としつつ、映画はややシリアスな面持ちで本格的なSFとなることを目指していた。思いがけず大人向けな内容になったことに驚いたのはファンだけでなく、本国声優も同じだったようだ。ザーグ役のブローリンは、2023年に米ScreenRantにて本作をこう振り返っている。

「あの映画がうまくいかなかったのは残念です。あれは大人っぽくて、子どものための『トイ・ストーリー』ではなかった。だから、更なる作品があるのか、私が戻ることになるのかどうかは、わかりません。また声優をやるかどうか?どうでしょう。」

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バズ・ライトイヤー
©2022 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

ブローリンが言うように、『バズ・ライトイヤー』は2億ドルの製作費と1億ドル以上の宣伝費に対して、興収は226億ドルの赤字。ピクサー社内では反省が行われたといい、顧客の求めるコンセプトと実際の作品にズレがあったことなどが検証されたという。

こうした評判を経て、ブローリンは今後『トイ・ストーリー』シリーズに復帰する可能性にも「わかりません」と懐疑的だ。ちなみにジェームズ・ブローリンは、『アベンジャーズ』サノス役などで知られるジョシュ・ブローリンの父。親子揃って、クリス・エヴァンスと戦う悪役を演じることとなった。

Source:ScreenRant

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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