『リロ&スティッチ』実写映画版、監督が決定 ─ A24ストップモーション・アニメを手掛けた気鋭

ディズニー・アニメ『リロ&スティッチ』(2002)の実写映画版の監督が決定した。
『リロ&スティッチ』はハワイを舞台に、人間の少女であるリロと、遺伝子実験により創り出されたエイリアンであるスティッチの交流を描いた人気作品。既報によると実写版『リロ&スティッチ』には、『クレイジー・リッチ!』(2018)のジョン・M・チュウが監督として契約交渉中と報じられていたが、米Deadlineの独占情報によると、このたび監督に就任したのは、A24映画『Marcel the Shell With Shoes On(原題)』のディーン・フライシャー・キャンプとのことだ。
2022年6月より米国公開中で、批評家から絶賛されている『Marcel the Shell With Shoes On』は、ストップモーション・アニメと実写映像を織り交ぜた映画。実写版『リロ&スティッチ』は、『美女と野獣』(2017)『アラジン』(2019)のように、CGと実写映像を融合した作品になると伝えられていたため、監督としての相性は良さそうだ。
脚本の草稿は、マイク・ヴァン・ウェーズが執筆。かねてより改稿を担当する新たな脚本家が検討されていたが、こちらはクリス・K・T・ブライトが契約交渉中とのこと。『Tsuru(原題)』という短編映画を手掛け、『モアナと伝説の海』(2016)の製作にも携わっていた人物だ。プロデューサーには、『アラジン』のダン・リン&ジョナサン・アイリヒが名を連ねている。
なお現時点では、『リロ&スティッチ』実写版が劇場公開作品となるのか、Disney+向けの作品となるのかは不明だ。
▼ディズニーの記事
『スーパーマン』は「マーベルからの解雇なくして作れなかった」とジェームズ・ガン ─ 「人に好かれるための創作をやめられた」 早くも7年前の出来事です マーベル映画、2028年に「異例の4本公開」へ ─ 謎の新作が12月15日US公開、ディズニーが発表 数を絞る戦略から一転? ディズニーがマーベルに「大きなダメージを与えた」とジェームズ・ガン ─ 「映画業界衰退の最大の理由は、脚本なき映画製作だ」 最も身近で見ていた一人 「『ズートピア』はニックとジュディのハネムーンのようなもので、『ズートピア2』は同棲生活の始まりのような感じ」 ─ ジャン・レノ出演も判明 ふたりは一緒にいられる? 実写版『白雪姫』世界のディズニープラスでNo.1獲得 ─ 劇場興行の苦戦を取り返せるか まだ観てない人はこの機会に!
Source:Deadline