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新種の花がもたらすのは、幸福か恐怖か ─ 『リトル・ジョー』予告編&ポスター公開、『007』ベン・ウィショー出演

リトル・ジョー
© COOP99 FILMPRODUKTION GMBH / LITTLE JOE PRODUCTIONS LTD / ESSENTIAL FILMPRODUKTION GMBH / BRITISH BROADCASTING CORPORATION / THE BRITISH FILM INSTITUTE 2019

カンヌ国際映画祭を震撼させた“ボタニカル・スリラー”、映画『リトル・ジョー』が2020年6月19日(金)より全国順次公開となる。本作でカンヌの主演女優賞に輝いたエミリー・ビーチャム、『007』シリーズのQ役で知られるベン・ウィショーが出演する戦慄の一作だ。このたび、予告編とポスタービジュアルが到着している。

“幸せになる香り”を放つ新種の植物、リトル・ジョーを開発した研究者のアリス(エミリー・ビーチャム)は、息子のジョーと暮らすシングルマザー。ワーカホリックでもある彼女は、きちんとジョーと向き合えていないことに小さな罪悪感を抱きつつ、日々研究に取り組んでいる。ある日アリスは、ジョーへの贈り物として、“もう一人の息子”であるリトル・ジョーを自宅に一鉢だけ持ち帰る。しかし、花の香りを嗅いだジョーが奇妙な行動をとるようになり、リトル・ジョーの花粉を吸い込んだアリスの助手クリス(ベン・ウィショー)もいつもとは違う様子を見せ始める。姿形は変わらないにも関わらず、何かが少しずつおかしくなっていく違和感は、果たしてこの植物がもたらしたものなのか……。

リトル・ジョー
© COOP99 FILMPRODUKTION GMBH / LITTLE JOE PRODUCTIONS LTD / ESSENTIAL FILMPRODUKTION GMBH / BRITISH BROADCASTING CORPORATION / THE BRITISH FILM INSTITUTE 2019

海外の舞台や映画音楽で活躍した作曲家・伊藤貞司(1935-1982)による尺八の音色が響く予告編は、上司からの期待と助手からの尊敬を得て充実した日々を送るアリスとジョーの会話から始まる。人を幸せにする画期的な植物、リトル・ジョーのルールは3つだけ。「必ず暖かい場所で育てること」「毎日欠かさず水をあげること」、そして「何よりも、愛すること」。アリスが生み出したものは希望か、それとも絶望だったのか。リトル・ジョーが放つ蠱惑的な美しさ、おとぎ話のような耽美な世界観でカンヌを静かに震え上がらせた一本だ。

監督を務めたのは、鬼才ミヒャエル・ハネケの助手として活動し、『ルルドの泉で』(2009)で注目された気鋭の女性監督ジェシカ・ハウスナー。主人公アリス役のエミリー・ビーチャムは、本作でカンヌ国際映画祭主演女優賞を射止め、『101匹わんちゃん』悪役クルエラをエマ・ストーン主演で描く『Cruella(原題)』への出演も決定済み。また、アリスに尊敬と恋心を抱く助手クリス役を、『007』シリーズのほか『パフューム ある人殺しの物語』(2006)や『パディントン』シリーズのベン・ウィショーが演じる。

映画『リトル・ジョー』は2020年6月19日(金)よりアップリンク渋谷・アップリンク吉祥寺ほか全国順次ロードショー

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THE RIVER編集部THE RIVER

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