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【ネタバレ】『ラストナイト・イン・ソーホー』1960年代のソーホー、VFXで当時の街並みが再現されていた ─ VFX使用前後の比較映像が英公開

ラストナイト・イン・ソーホー
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『ショーン・オブ・ザ・デッド』(2004)『ベイビー・ドライバー』(2017)などのエドガー・ライト監督が新境地を切り開いた最新作、『ラストナイト・イン・ソーホー』は1960年代への愛が込められた一作だ。その舞台となったのは、イギリス・ロンドンの中心部にある、かつては歓楽街だったソーホー。眩い光を放ち人々を魅了した街並みはいかにして再現されたのだろうか。

この度、『ラストナイト・イン・ソーホー』の視覚効果を担当した制作会社、DNEGがVFXのブレイクダウン動画を公開している。VFXが使用される前と後の比較映像に注目だ。

この記事には、『ラストナイト・イン・ソーホー』のネタバレとなる映像や内容が含まれています。

イギリス・ロンドンで唯一の眠らない街、ソーホーは時代が流れる中で変貌していった。かつての面影のない現代で、1960年代当時の街並みを再現するのは決して簡単なことではなかったはずだ。歴史ある建物や実在の場所で撮影した場面もあったようだが、本動画では、VFXにより再現された当時の街並みが捉えられている。

本作では異なる時代に存在するふたりの若い女性、サンディ(アニャ・テイラー=ジョイ)とエロイーズ(トーマシン・マッケンジー)がとある恐ろしい出来事によって、それぞれが抱く夢と恐怖がシンクロしていく。劇中、サンディがカフェ・ド・パリの階段を降りるとき、エロイーズの姿が代わりに後ろの鏡に反射するという印象的な場面が登場したが、これもまた、VFXによって実現。さらにはサンディとエロイーズが鏡越しに対面する場面や、エロイーズに迫りくる不気味な男たちの顔、そしてクライマックスシーンなど、VFXの使用前と後の比較映像が映し出される。VFXは、エドガー・ライト監督の野心的な一作を実現させる大きな要素だったわけだ。

ちなみに、サンディとエロイーズが自然に入れ替わり続けながら、マット・スミスがふんしたジャックと華麗に踊る場面は、ひとつの長回しの実写撮影と、VFXを使った巧妙な演出を組み合わせて実現させたようだ

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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