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『LOGAN/ローガン』ローラ役の少女、オーディションでヒュー・ジャックマンにパンチして合格

ヒュー・ジャックマン ダフネ・キーン
Photo by Maximilian Bühn https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Hugh_Jackman_with_Dafne_Keen_Photo_Call_Logan_Berlinale_2017_01.jpg Remixed by THE RIVER

何事も思い切りがだいじ。『LOGAN/ローガン』(2017)でウルヴァリンの“相棒”として旅をするミュータントの少女、ローラ/X-23役のダフネ・キーンが、主演のヒュー・ジャックマンにパンチをかましたことで役をつかんでいたことがわかった。

米ComicBook.comの同時鑑賞イベントに登場したジェームズ・マンゴールド監督は、「すばらしいダフネ・キーンの存在なくして、この作品は成立しませんでした」と若き女優の実力を絶賛。「映画の後半は状況が逆転し、彼女が映画を引っ張っていきます。ローガンは病に苦しみ、自信をなくしていく。それからもちろん、映画の最後を担うのは彼女ですしね」。

これに対して、「マンゴールドがローラのキャラクターを考え出した時、この映画は本質的に家族を描くものになりました」と補足したのは主演のヒュー・ジャックマンだ。「きちんとした配役が見つかるのかが心配でした。ダフネ・キーンに出会うまでは」。そして、ローラ役のオーディションにダフネが現れた当時をこう回想する。「彼女はオーディションの初日に、僕の腕を本気でパンチしたんです。次の日にはアザになってた。それで決まりでした」

2005年生まれのダフネは、『LOGAN/ローガン』の撮影が行われた2016年当時は11歳。その年齢にしてヒューに本気で向かっていった度胸と思い切りの良さが買われたということだろうか。演技経験はドラマ「The Refugees(原題)」(2014-2015)しかなかったダフネは、その後、米HBO製作ドラマ「ダーク・マテリアルズ/黄金の羅針盤」(2019-)にて主演を務め、ジェームズ・マカヴォイらと共演。今後さらなる飛躍が期待される、未来のスター俳優のひとりだ。

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Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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