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マーベルドラマ「ロキ」、ファンの予想を「いろいろ裏切る」 ─ 製作スタッフ「本当に素晴らしい」と自信

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のドラマシリーズ「ワンダヴィジョン」が完結を迎え、続いてディズニープラスに登場するのは「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」。まだ同作の配信さえ始まっていない今、少々気が早いようにも思われるが、トム・ヒドルストン主演「ロキ」もまたファンが待望する一作だ。

「ロキ」のVFXスーパーバイザーを務めるのは、DC映画『ザ・バットマン』などのセカンド・ユニット監督や『アド・アストラ』(2019)のVFX、さらには自身も映画監督として活動する俊英ブラッドリー・パーカー。米CBMの取材にて、本作がロキにとって「とんでもない旅」になること、そしてファンを驚かせるシリーズであることを示唆した。

(『ロキ』は)いろんな意味で予想を裏切る一作。とても楽しい仕事ですよ。マーベル作品に参加するのは私の夢だったんですが、『ロキ』は本当に素晴らしい。すごくクールで、どのエピソードでも最高の出来事が次々起こります。見てもらうのが楽しみですよ。大変な作業も多いですが、最高の作品にするために、できるかぎりの努力をしています。感激してもらえると思いますね。」

既報によると、「ロキ」は『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)でスペース・ストーンとともに姿を消したロキの“その後”を描く物語。ロキが時空を超え、人類史のあちこちに出没するというが、劇中にはマルチバース同士の干渉を阻止する監視組織「TVA(Time Variance Authority)」の登場も判明済み。ロキがなんらかの任務に臨むことにもなるようだ。

公開済みの米予告編では、完膚なきまでに破壊された都市、巨大な星が砕けているような風景、フライト中の航空機から飛び出してくるロキなど、早くも「ワンダヴィジョン」「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」をしのぐスケール感が示唆されている。予算の限られるテレビシリーズだが、パーカーは「すごく良い作業ができている」と述べた。「(高予算の作品と)視覚効果のスケールを大きくしたいという思いは同じ。今回ならではの挑戦になっています」

出演者はロキ役のトム・ヒドルストンをはじめ、『ナイト ミュージアム』シリーズのオーウェン・ウィルソン、『美女と野獣』(2017)のググ・バサ=ロー、『イエスタデイ』(2019)のソフィア・ディ・マルティノー、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(2019)のリチャード・E・グラントら。脚本・製作総指揮は「リック・アンド・モーティ」(2013-)のマイケル・ウォルドロン、監督は「セックス・エデュケーション」(2019-)のケイト・ヘロンが務める。

ディズニープラス オリジナルドラマシリーズ「ロキ」2021年6月11日(金)日米同時配信。

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Source: CBM

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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