マーベル「ロキ」シーズン2、別人すぎるウロボロスのコンセプトアートが公開

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)ドラマ「ロキ」シーズン2(2023)で初登場するや瞬く間に愛されキャラとなったウロボロスの、全く愛着が湧かない初期のキャラクターデザイン案が公開された。
O.B.のニックネームで知られるウロボロスは、時間変異取締局(TVA)のメカニックとして登場。物語を通して重要な役割を担った。そんなO.B.、キー・ホイ・クァンが起用される前となる企画の初期段階では、別人の容姿だったという。
コンセプトアーティストとして『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)から数々のMCU作品に携わってきたアレクシー・ブリクロは、自身のInstagramで別バージョンのウロボロスのコンセプトアートを公開。デザインに込めた意図もあわせて明かしている。
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「『ロキ』シーズン2のウロボロス、初期のコンセプトアートです。キー・ホイ・クァンが起用されるずっと前の時のものです。
オールドファッションなジャンプスーツに、(時間変異取締局の色でもある)オレンジのオーバーオール。そしてほんの少し青の差し色も。この男の頭部には、“ウロボロスの蛇”柄のタトゥーが入っています。あまりにあからさますぎるのを避けたかったので、薄い王冠のように小さくデザインしました。壁にあるリサイクルマークのロゴは、このキャラクターを意識したものです。巨大な蛇(ドラゴン)が自分の尾を食べているという。盲目の男としても描きました。ユニバースを見通していて、第3の目や別の感覚を駆使しながら常に変化しているようなイメージです。」
ブリクロが説明している通り、ウロボロスという名前は、自らの尻尾を加えた蛇または竜の形をした古代のシンボルがモチーフとなっている。公開された初期案は、このモチーフが際立つ仕上がりだ。
一方、キー・ホイ・クァンによる最終版のウロボロスは、当然ながらクァンの容姿に基づいたキャラクターデザインに。初期案からは想像しにくい愛嬌を持ち合わせた愛されキャラとなった。
ちなみにブリクロは以前、オーウェン・ウィルソンが演じたメビウスがO.B.の変異体だった、という前提で描いたというウロボロスのコンセプトアートも公開している。
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